小学校の休み時間
小学校の休み時間の遊びの思い出です。今の年齢の私にはこのような遊びは無理ねえ。あの頃は何でもできたし、どこまでも遊びを追求・熱中してたわねえ。廊下とか、建物の中で派手な遊びは本当は迷惑だし、危険かもしれませんから(書いていて今気付きました…(-_-;))、ケガの無いよう、学校のルールに従って、先生に叱られないようにしてくださいね・・・。
小学校の休み時間は
中休みと昼休みが長くて
当時ゴム跳びなんてものがはやっていた。
平ゴム(いわゆるパンツのゴムひも…最近はパンツにゴムひもを通すタイプじゃないわね、そういえば)
を縄跳び2-3本分ぐらいの長さに切って大きなわっかにしてたもので遊ぶのだ。
跳ぶ人1人と、ゴムを持つ人が2人必要で、最低3人で遊ぶ。あっちとこっちでゴムひもの端を持ってゴムひもを水平に渡し、そこに足を引っかけたり巻き付けたり、飛び越えたりして遊ぶのだ。
大きく分けて3つの遊び方があった:
① 「チョラホップ『長くつ下のピッピ』主題歌、『村の鍛冶屋』しばしも休まずツチうち響き、飛び散る火花よ、走る湯玉…だったっけ、『隣村のじいさんとばあさん』等々、歌を歌いながら足であやとりをするように巻き付けたり外したりしながらピョンピョン跳んで一曲踊り切ったらクリア。曲ごとに振り付けも異なる手の込みよう。ゴムひもの高さを足首、膝、腰、肩などと、どんどん高く設定して最終的には頭の高さや手を頭上に掲げて・・・なんていうものも概念的にはあった。現実的にはどの高さまでできたかな。肩ぐらいになってくると完全にアクロバットっぽい様相を呈してきて、達成感半端なく、早く自分がワザを決めて見せたいと、ワクワク順番を待ったものだが、そこは中休み、「ちょうど時間となりまして」次の授業が始まってしまうので、そこまで難化する前にお開きとなるのが常だった。
② 陸上競技の高跳びのような遊び方。足首、脛、膝、腰、肩、首・・・と、これもどんどん高く設定して、ゴムひもに体が触れてもいいが、とにかく一発でゴムひもに足をかけきるなりして乗り越えるという遊び。これは一曲踊る必要がないので、決着がつきやすく、比較的早めに順番が回り、動作も単純なので、純粋に高さを競って頭の高さや、頭上に手を伸ばしきったバージョンもあったと思う。乗り越えるときに手を使ってはいけなかったのかな。だから空手キックのようにトリャーとジャンプして蹴り上げた足でゴムひもをひっかけて場合によっては踏みつけてでも、ゴムひもの向こう側に到達すれば勝ちだったかな。個人的には「空手〇〇一代」の強い主人公の跳び蹴りみたいだと心の中でヒーロー気分を味わっていた。
③「上か下か真ん中か」。跳ぶ順番の者が目をつむり、顔を隠して反対側を向いて見ないようにしている間に、足と手を使って大きな三角形やちょうちょ型を作ったり、幾何学模様的現代美術を即席で展開する。飛ぶ順番の者はその形を確認しないままで、「上か下か真ん中か!」と問われて「上!」とか「下!」とか「真ん中!」と自分がどうやってそのゴムひもの図形を乗り越えるかを決める。地面ぴったりになっているときは「下!」にすると当然無理で通れないし、大きな三角や四角が用意されているときには「真ん中!」を選べば、楽勝で通り抜けられる。地面ぴったりの時に「上!」といえばもちろん普通にまたいで楽勝、お腹の高さで四角や三角ではなく直線的に単純に引っ張られているときに「真ん中!」といえば、通るところがなくてやる前に負けとなる!場を設定する二人組は即興で複雑な図形を作ることが楽しいし、見ないで自分の通り方を決める挑戦者も「あてもの」要素があってドキドキするという仕組みである。
それで、ある日、先生が「階段の踊り場で・・・」と、何かを説明したときに、ゴム飛び仲間の友達は「踊り場って、ゴム飛びやって踊ってるみたいだから、『踊り』場っていうんだよねー。」と、「踊り場」という言葉を説明してくれた。なるほど、いつもゴム飛びやっている場所は、階段近くの廊下の端っこの若干余裕のあるスペースだった。「そうだね!踊るから踊り場だよね!」
「踊り場」の新解釈が誕生した瞬間であった!
開放感あふれる中休みの実況中継でした。
昼休みの遊びはまた今度ね!
あ、インターネット検索したら鹿鳴館で長いドレスのご婦人が方向変換するときにスカートの裾が躍るようにくるっとすることから「踊り場」になったんだとか・・・。
調査不足ですみません。
してみると、私の同級生は、博識ってことですね!