首席と主席
ここでは、異世界ファンタジーや学園モノに出てくる、首席と主席の違いについて、わかりやすく説明します。執筆の参考になれば幸いです。
○首席について
2パターンの用例があります。
■入学・採用試験に第1位の成績で合格した人物を指します。学園モノでよく出て来る人のことです。別の言い方では「状元」(じょうげん)とも。
■同列の役職者たちの中で、他者から筆頭の扱いを受けている人物を指します。例:首席補佐官。
ほぼ同列の複数者の中から選抜されるという性質上、第2位の扱いを受ける人物も存在します。その場合は「次席」(じせき)と呼ばれます。例:次席補佐官。
○主席について
2パターンの用例があります。
■あるグループの中での代表者を指す言葉です。例:国家主席。
■JRグループでの、他の事業者の場合、主任・主査を指す言葉のようです。
代表者を指す言葉なので、サブの役割を担う人物が存在します。その場合、「副主席」「副主任」「副主査」と呼ばれます。
学園モノで「主席」を使ってしまった場合、このニュアンスは(学級)委員長に該当します。
端的に言えば、2番手がいるのが「首席」、サブがいるのが「主席」です。
いかがでしたか? 参考になりましたでしょうか。 皆さまがよりよい作品を作られることを願ってやみません。