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その子がぶりっ子だと知ってて、まんまと引っかかる僕。

作者: 七瀬




僕は子供の頃から、可愛らしい女の子が好きだった。

周りの僕の男友達も女友達も口をそろえて僕にこう言う。


『奏人はさ~ぶりっ子の女に弱いからな~』

『あれって? 作ってんだよ~なんで! 直ぐに男は、ああいう女に

引っかかるかな~』

『俺は違うよ! ブリブリの女の子には興味ないから~!』

『問題は! やっぱり奏人だよね! 奏人は性格がいいから、ホントさ~

そういう女に、簡単に引っかかるのよ~』

『そうだぞ奏人! お前は、女を見る目がない、、、!!!』

『サトルが言うなよ~僕と似たようなもんだろう~!』

『いや? 俺は違うぞ奏人! だって俺の好きなのは愛奈だけだから、、、!』

『このタイミングで、愛奈に告白するなよ!』

『その告白、サトル! 無効だからね!』

『ええーーえええ!? 酷くない、、、!?』

『どっちが、酷いのよ~! それより本当に奏人! 変な女に引っかから

ないでよ~!!!』

『・・・分かってるよ~!』




以前、僕と付き合っていた女の子も、、、。

かなりのぶりっ子で、、、。



僕もその女の子が、ぶりっ子だと分かっているのだけど、、、?

『まるで! 甘い蜜のように、吸い込まれてしまう。』


先ずは、話し方が【あま~い】感じで絡み合ってくかのような声のトーンに

【きゅん】となるような仕草、極めつけは、、、スキンシップの多さかな...?




飲み会で知り合った、以前の彼女もまさに、、、!?

【ぶりっ子女】だった、、、!!!


男4人と女3人での飲み会に彼女も来ていて、、、。

たまたまなのか、、、?

彼女が僕の隣の席に座った。


彼女の名前は 【ミチル】僕の目をジッと見つめて離さない、、、!!!

ベッタリと僕にスキンシップをしながら、あの甘ったるい感じで話して

きたら、、、? どんな男でもノックアウトだろうと思うが、、、!?


『ねえねえ? 奏人クンは、、、? 今、何をしている人なの?』

『ボ.僕は、、、普通のサラリーマンだよ。』

『ふーん、そなんだ~でも、奏人クンって性格が良さそうだよねぇ~』

『・・・えぇ!? そうでもないと思うけど、、、?』

『じゃさ~連絡先交換しようか、、、?』

『・・・えぇ!?』

『いやなの?』

『ううん! そんなはずないよ~! 交換したい!!!』

『それより、ご飯粒が口についてるよ~! もぉ~子供みたいなんだから~』



・・・そう言うと、僕の口についたご飯粒をミチルが取って、そのまま食べた!

僕はそれを見て! 胸がまた【きゅん】となる、、、!!!


『お酒に酔っちゃった~』



そう言うと、、、?

ミチルは、まだカクテルの半分も飲んでいないのに、、、。

僕にもたれかかってきて、僕の膝の上に手を置いてきたりと、、、?

僕の心臓は【バクバク】と高鳴っているのが分かるほど、、、!



気が付けば、、、?

僕はミチルと付き合っていたのだけど、、、?


付き合って3か月ぐらいは、ミチルも僕にべったりで、、、。

それ以降は、僕に飽きてしまったのか、、、?



突然! ミチルからこんな風に言われた、、、!!!


『ごめん、奏人! もう私と別れて! 他に好きな人が出来たから、、、!』

『えぇ!?』

『これからは、“イイ友達のままでいようね!”』



そう言われた、、、!

これって? 結局、、、ミチルの都合のいい男と言う意味で、、、!

僕はもう、ミチルと別れていると言うのに、、、!!!


他の男と上手くいかないと言う理由で、何処でも何時でも、僕に連絡してくる

ようになった、、、。


『もし~もし~奏人~』

『もしもし、、、? ミチルか! 何時だと思ってんだよ!』

『いいから! 迎えに来て! 今、○○にいるから!』


【プープープープー】



『・・・なんなんだよ!』



僕はそう言いながらも、、、結局迎えに行くんだ、、、!

だから! ミチルも僕を都合よく使うのだろう......。





僕は次こそはと、、、?

新しい彼女を求めて、飲み会に行くと、、、?


【何故なのだろう、、、?】


男4人対女4人で飲み会が始まったのだけど、、、?

僕の隣に座った子は、、、やっぱり【ぶりっ子女】だった、、、!!!


何か? 僕には、そういう女がくっついてくる匂いでもするのかな、、、!?


僕の膝に手を置いてくるぶりっ子女は、甘い声で僕の耳元で囁く...。


『奏人クンって? 彼女いるの?』

『・・・あぁ、いないよ!』

『そうなんだ~!』



また僕はこうして、ぶりっ子女に引っかかってしまった、、、!!!





最後までお読みいただきありがとうございます。

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