陥落
さてと、どうするかな。
とりあえず情報収集が鉄則なんだが
「少し聞きたいことがあるんだけど……」
「な、何を……聞いても答えんぞぉ……」
おかしいな、チャームを使っているはずなんだがほんとに効いてるのか?
動きを鈍らせる為に強制発情も使ったんだけど。
「なぁ頼むよ、奥地で修行していたから世間に疎いんだ」
「う、うぅ……/////」キュンキュン
『なんだこの感覚……。動悸が激しい、この男に話しかけられているだけで胸が奥が甘くしびれる。』
『少し頼まれただけで何でもしてあげたくなってしまう。』
「そんなことぉ……私には関係ないぃ/////」
しっかり効いてるみたいじゃないか。
それでも流石騎士様、簡単には喋らないか。
でも気づいてるんだぜ?
さっきから内腿をすり合わせ、切なそうに腰をひくつかせているのを。
「どうした、体調でも優れないのか?<<アジテーション>>」
「……っふあっ、貴様ぁ…私にっ何をしたぁ……//////」
ふーっ、ふーっと熱い吐息が漏れ、草木の香りの中に甘酸っぱい匂いが混ざる。
切なそうにひくついていた腰は何かを求めるように大胆に波うっている。
『熱い、こんなの初めてだ。身体の内側がむずむずする。なにか刺激が……』
「……縄を解いてくれぇ! 頼む! 後生だからぁ!」
『誰ともしらない男に私は懇願してしまっている』
「腕っ……腕だけでいいからぁ……なぁ? 頼むよぉ/////」
『みっともなく、無様に、甘えてしまっている』
「お前が今したいこと、男の俺のゴツゴツした指のでしたほうがいいんじゃないか?」
クイっクイっと、中指と人差し指を誘うように折り曲げる。
「……っ!!/////」
それを想像したのだろうか、視線は俺の指に釘付けになり、
それに少しでも近づけようとしているのか、無様に腰を浮かせている。
「<<敗北隷従印>>」
「……なにをぉ…した?」
「お前が俺に負けを認めた場合、お前の身体に刻印が刻まれる
その刻印は一生消えず、俺の発言の全てに強制力が働くようになる」
「要は発動したら最後、お前は俺の奴隷になるんだよ」
「……なんてものをぉっ! んっ/////」
「さて、しかし困ったことに俺はお前に手を使わずに勝つと宣言してしまっている」
「だからいくら俺がお前に、この指でしてやりたくてもお前が負けを認めない限り、
この手を使うことが出来ないんだ。」
「……ううぅ/////」
「だがここでお前が負けを認めれば、たくさん、激しく、こいつで満足させてやることができる」
「……いっぱいぃ///// 激しくぅ/////」
ごくりと、生唾を飲む音が聞こえる。
「……ぇ……ましたぁ/////」
「ん? まさか一生を一時の快楽の為にぼうにふるきか?」
「負けましたぁ//// 私の負けですぅ//// だからぁだからぁ////」
ぽうっと女騎士の腹の下が桃色に光る。刻印成功だな。
女騎士が堕ちるのは世の常よ。