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マインドブレスレット ~異世界の女神がくれた鬼の力で最強?っぽい存在に!! 巨乳美少女達と送る異世界ハーレムストーリー~  作者: panpan
ミュウスアイランド編

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命の価値

連休明けで、思うように仕事や執筆が上手くいかないことに難儀しています。

影の1人であるウォークが海水で作り出した影兵に苦戦するアスト達。

新兵器イーグルキャノンとセリナの活躍によって、影兵を一掃することができた。

・・・しかし、ウォーク本体の姿はすでにそこにはなかった。


単独でミーナ救出に向かったスノーラを探す夜光、誠児、笑騎の3人。

そんな3人の目に、異様な光景が飛び込んできた。

「なっなんや!? これ?」

それは、血を流して倒れている武装男達であった。

「随分派手に暴れたもんだな」

そう感心する夜光を横目に、誠児は警戒しつつ、倒れている武装男に近づいて状態を確認する。

頭部をケガしている者もいれば、腹部の骨が数本折れている者もいる。

どれも重傷だが、死んでいる者はいなかった。

「ケガはしているが、死んでいる訳じゃなさそうだな」

敵とはいえ、武装男達が死んでいないことに、内心ほっとする誠児。

一方で武装男達の生死に興味もない夜光は、道なりに倒れている武装男達を見てこう呟く。

「こいつらの跡を辿れば、スノーラがどこにいるかわかるんじゃねぇか?」

「手がかりなしで探すよりはマシやな」

皮肉を言いつつ、夜光の提案に賛成する笑騎であった。


倒れている武装男達の跡を追って、再びスノーラを探す夜光達。

夜光達にとって救いなのは、倒されている武装男以外の人間に出くわさなかったことだった。

進んでいく途中の部屋をくまなく調べるが、スノーラの姿はない。


捜索に難航していた夜光達だったが、ここで夜光があるものを見つける。

「おいっ!お前ら、ちょっと来い!」

ほかの部屋を捜索していた誠児と笑騎を部屋に呼ぶ夜光。

そして、2人が目にしたのは・・・

「なっなんやこれ!?」

「せっ潜水艇?」

そこにあったのは、巨大な潜水艇であった。

唖然としている2人に、夜光がこう言う。

「この部屋のドアが銃で壊されていたみたいだから、スノーラがここに入ったのは間違いないと思うぜ?」

「じゃあもしかして、スノーラはあの潜水艇の中に入ったのか?」

スノーラにとって、潜水艇は親の仇。

素通りしたとは考えられないと誠児が考える。

「でもあんな危なそうな潜水艇に乗り込むか? 俺やったらあんなおっかないところ、よう行かんわ。

それにほかの部屋に行った可能性もあるし」

笑騎の考えも正しい。

いくらミーナのことで冷静さを失っているとはいえ、スノーラが逃げ場のなさそうな潜水艇に単身で入るとは考えにくい。

「でも、あいつがこれをスルーするとは考えにくい」

全く違う夜光と笑騎の意見を聞き、誠児がこんな提案をする。

「じゃあこうしよう。 俺と夜光であの潜水艇を調べてくる。

笑騎はその間、潜水艇の周辺を調べていてくれ」

「俺1人かいな!?」

「ならお前が夜光と一緒に潜水艇を調べるか?」

それを聞いた途端、示し合わせたように、夜光と笑騎がこう叫ぶ。

「「冗談じゃねぇ(ちゃうわ)!!なんでこんなデブ(クズ)と2人っきりにならなきゃならねぇんだ(あかんねん)!!」」

そう言っていがみ合う2人を見ながら、笑騎は思う。

「(本当は意外と、馬が合っているじゃないか?この2人)」


笑騎に潜水艇周辺を任せた夜光と誠児は、潜水艇へと乗り込んだ。

潜水艇の中は思ったより広く、あちこちに意味不明な機械や部屋があることしか、2人には理解できなかった。

辺りを見渡していると、2人の耳に小さく「スノーラ! スノーラ!」と何度も叫ぶ声が飛び込んできた。

声を辿っていくと、操縦室と書かれた部屋へとたどり着く

「「・・・」」

2人はアイコンタクトで、「中に入る」と合図し、身構えながら操縦室へと入っていった、


中に入った2人の目に、飛び込んできたのは、潜水艇を操縦するために使う様々な機械と、ミーナが入った水槽の前に立ちはだかるレーツ、そして床に倒れているスノーラであった。

「スノーラ!」

2人はスノーラの元に駆け寄る。

スノーラを抱きかかえ、「おいっ! 大丈夫か?」と呼びかける夜光。

「・・・うっ!・・・夜光・・・さん?」

意識がもうろうとする中、なんとか目を覚ますスノーラ。

「・・・なんてひどいことを」

ケガの状態を見ていた誠児は思わず声を漏らした。

スノーラは全身に打撲の跡があり、顔も傷だらけで、鼻や口から血を流していた。特にひどかった右足には弾で撃ち抜かれた上、踏みつけられたため大量に出血しており、傷の周りが少し変色していた。

そんな2人に対し、レーツは特に驚きもせずに夜光に語り掛ける。

「おやおや。 あなたまで脱走したのですか?」

「生憎、俺は美女の言うことしか信用できないんでね。それに束縛されるのも嫌いだ」

ジョークを混じえて返す夜光に、レーツは微笑しながら「それは残念」とだけ答えた。

そんなレーツに、怒りの目を浮かべる誠児。

「女の子に対して、ここまですることはないだろう!!」

レーツは、誠児の怒りの言葉を受けても平然とこう述べる。

「彼女が悪いのです。 下等な人魚の分際で、人間である私に無礼を働いたのですから」

人魚を虫ケラのように見下すレーツに、夜光はずっと引っかかっていたことをレーツにぶつける。

「人間を大事にしているのはわかるが、いくらなんでも人間に対して少し過剰評価しすぎじゃないか?」

「私は事実を述べているだけです。 あなた達も人間なら理解できるでしょう?

人間の命がどれほど尊く、美しいものか! そして、そんな素晴らしい命が失われた時の悲しさが!

私はそんな悲しみを人間に味わってほしくないのです」

レーツの命を想う言葉に、誠児は違和感を覚えた。

「だからといって、人魚達から臓器を奪って良い理由にはならない!!

命を素晴らしいものだと思っているのなら、なぜこんなことができるんだ!?」

誠児がそう尋ねると、レーツは突然ポケットから1枚の写真を取り出した。

その写真には、小さな男の子が写っており、レーツは愛おしそうに写真を眺めながらこう返す。

「私には、7歳の息子がいました。 息子はいつも明るく笑って、周りの人達を笑顔にする太陽のような子でしてね? 将来は医者になって、大勢の人の命を助けたいと思うほど心の優しい子でした。

・・・ところが突然、息子は重度の心臓病に掛かりました。

息子を助けるには、心臓移植しか方法はなかった

だが息子に合う心臓が見つからず、時間だけが過ぎていく。

どんどん弱っていく息子を見ることができなくなった私は、医者であった友人のツテで、息子にあう人魚の心臓を手に入れ、息子が入院している病院に持っていきました。

・・・ところが、異種族の心臓を移植することは法律で禁止されているため、病院が心臓移植を拒否しました。

私は何度も頭を下げて、息子に心臓移植をしてくれるように頼みましたが、受け入れてはくれませんでした。

それからまもなく、息子は息を引き取りました・・・」


写真を握っていたレーツの手に力が入り、そして目からが涙があふれるようにこぼれた。

「”異種族の命を守るために、異種族の臓器を移植することは禁じる”。

私にはこの法律の意味が分からない!

目の前に命を救う方法があるのに、なぜいけない!!

異種族の命? くだらん!! 人間には人間を救う義務があるはずだ!!

それなのに、ほかの命を尊重する? ふざけるな!!

国が動かんのなら、私が動く!!

そして私のように子を失う親を救えるのなら、人魚ごときの命など、百個でも千個でも奪ってやる!!」

息子を失ったレーツにとって、この臓器売買は救えなかった息子に対する償い。

そんなレーツに、”臓器売買をやめろ”と言っても聞くはずがないと、夜光と誠児は納得はしていないが理解はした。


「さあ、私の決意が理解できたのなら、ここから立ち去って頂きたい。

私には、臓器で人間達の命を救う使命があるのです」

レーツは写真を再びポケットに戻して、夜光と誠児に語り掛ける。

「嫌だと言ったらどうする?」

夜光がそう聞くと、レーツはそばに置いていたスノーラの銃を手に持ち、夜光に向けた。

「人間相手にこのようなことはしたくないのですが、大勢の命のためには仕方ありません」

銃を向けられた夜光は、もしレーツが撃てば、誠児やスノーラに当たる可能性があると考え、スノーラを床に寝かせ、2人から少し離れた場所に立った。

「人間の命を尊重するあんたが、人間である俺を撃てるのか?」

撃つ訳がないと高をくくるような口ぶりで尋ねる夜光に、レーツは一言。

「もちろん」

そして次の瞬間、レーツは夜光の右肩を撃ち抜いた。

「がっ!!」

夜光は言葉にならない悲鳴を上げ、右肩を抑えながらその場に倒れた。

「夜光ぉぉぉ!!」

誠児は思わず夜光に駆け寄る。

夜光の右肩からは、血が滝のように流れ出し、床には血が溜まっていた。

「夜光!!しっかりしろ!!大丈夫か!?」

誠児の呼びかけに対し、夜光は苦悶の表情を浮かべつつ、こう答える。

「ちょっと撃たれただけだ。 心配するな」

「いいからじっとしていろ!!」

誠児は自分の服の袖を引きちぎり、引きちぎった袖で夜光の右肩を止血した。

そんな夜光に、レーツが冷たい言葉を浴びせる。

「人間だからと言って、調子に乗らないで頂きたい。

大勢の人間の命を救おうとしている私の邪魔をするというのなら、あなたは人間の敵です」


そのあまりに身勝手な言葉に誠児はこれまで見せたことのない怒りの視線をレーツに向けていた。

そこへ、スノーラが全身に力を込めて、ゆっくりと起き上がる。

「き・・・貴様、夜光さんまで・・・この外道!」

怒りを露わにするスノーラに、レーツは見下すような冷たい視線を送る。

「まだ人間にそのような口を利くとは、もはやあなたに慈悲を掛ける価値はない。

この場で死になさい」

レーツがスノーラに銃を向け、引き金を引こうとしたその時!

「やめろぉぉぉ!!」

水槽の蓋を破ったミーナが、レーツに飛びついた。

「はっ離せ!!」

レーツはミーナを引きはがそうとするが、ミーナは必死にしがみつきながら、銃を奪おうとする。

「ミーナ!!よせ!!そいつから離れるんだ!!」

スノーラが必死に叫んでも、ミーナは手を放そうとしない。

・・・その時だった!!

「この虫ケラがぁぁぁ!!」

レーツはミーナの心臓に銃口向け、引き金を引いた。

「かはっ!!」

ミーナはレーツから手を放し、その場に倒れた。

その体からは、血が流れ、床一面を赤く染めた。

「ミーナぁぁぁ!!」

スノーラは声が枯れるような大声で、ミーナの名を叫んだ。

レーツは「人魚ごときがっ!!」とミーナの顔を踏みつけ、「次はお前だ」と再びスノーラに銃を向ける。

そこへ、誠児の肩を借りて、夜光が立ち上がった。

「はあ、はあ。 俺は人の事をどうこう言うような人生なんて送ってねぇけどよ。

あえて言わせてもらうぜ・・・いい加減にしねぇと、ぶっ殺すぞ!!」

滅多に人のために怒らない夜光が、怒りを露わにした暴言を吐いた瞬間であった。

しかし、それを嘲笑うかのうようにレーツはこう語る。

「この状況でそのようなことが言えるとは、おもしろい。

できるものならやってごらんなさい」

レーツはスノーラに向けていた銃を夜光と誠児に向ける。

それを見た誠児は、夜光を庇うように前に立つ。

「これ以上、俺の親友を傷つけることは許さねぇ!!」

「誠児!!」

誠児が撃たれようとしたその時だった!!

「なっなんだ!!」

突如、まばゆい光が飛来し、誠児の体を包み込んだ。

光は一瞬で収まったが、夜光は誠児の姿に驚いた。

「なっなんで、誠児がその姿に・・・」

誠児の体は、黒いアーマーに包まれていた。

「こっこれは一体・・・」

自分の体の変化に驚く誠児に、夜光がこう呟く。

「え・・・闇鬼」

それは間違いなく、闇鬼となった誠児の姿であった・・・

ライカ「・・・ちょっと待って。展開が急過ぎてついていけないんだけど」

ルド「オレも」

ライカ「これってあれ? 実は夜光じゃなくて誠児が主人公でしたってオチ?」

ルド「それはわかんねぇけど・・・」

ライカ「まあ、だとしたら仕方ないわね。 金と女に汚い主人公なんて誰も興味ないし」

ルド「きっと今まで悪さが祟ったんだな」

夜光「お前ら言いたい放題言いやがって!!」

ライカ「げっ!! あんたいたの?」

夜光「お前ら2人。 スライムの刑だ!!」

ライカ「いやぁぁぁ!! なにこれぇぇぇ」

ルド「おっおいっ! どこ触ってんだよ!?」

夜光「見たか主人公の力を! はーはっはっは!!」

ライカ・ルド「「この悪党!!」」

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