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マインドブレスレット ~異世界の女神がくれた鬼の力で最強?っぽい存在に!! 巨乳美少女達と送る異世界ハーレムストーリー~  作者: panpan
カルメ編

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白い鬼

思ったより長くなりましたがマナの回想はひとまず終わります。

 醜い人間達からの仕打ちに耐え兼ね、自らの心をミストに喰わせたミーファ。

過去と引き換えに美しい顔と声を手に入れ、マナとして生きることを決意した。

彼女は殺人による快楽に目覚め、多くの命を奪っていく。

そしてまた1人、夢に向かって努力する罪なき少女の命を奪おうとするマナ。

そんなマナの無意味な殺人を思い留まらせようとエアルが立ちふさがった。


「意味不明なこと言わないでくれる? あたしはおっさんのボケに付き合うほど暇じゃないんだけど?」


 マナの挑発に眉も動かさず、エアルは悟らせるような優しい声音で語り続ける。


「……あなたはミストに心を喰われ過ぎている……これ以上力を使い続ければ、いずれ人間の姿すら失うことになります」


「ミスト?」


「あなたに力を与えている悪魔の糧です。 ミストは人間に強大な力を与えますが……引き換えにその心を蝕み……やがて己の欲を満たすためだけに生きる獣へと化す。

ミストに心を喰われた人間はあなたの他にも大勢見てきましたが……その誰もが悲惨な最期を迎えていました」


「それが何? あたしは今の自分が一番気に入ってるし、今が一番楽しいの。

この力が何なのかとかマジどうでもいい。

あたしは自分が満足できればそれでいいの。

邪魔しないでくれる? つーか消えろ」


 エアルの説得に耳を傾けるどころか耳障りな雑音としか受け入れようとしないマナ。

聞く耳は持たぬと言わんばかりに中指を立てて舌を出す。

年頃の娘としては品がないと言わざる終えない行為。

だがこれもミストの副作用…そして関わってきた人間達の穢れがもたらした影響である。


「人を捨ててでも快楽に身を委ねるのですか? それがあなたの本当の望みですか?」


「あたしがどこで何をしようがあんたには関係ないでしょ?

これ以上ごちゃごちゃ言うならマジ殺すから」


 殺意のこもった目で両手から再び高熱を発するマナの態度からその言葉が脅しではないことは察することはできたがエアルは言葉を続ける。


「申し訳ありませんがそれはできません。

あなたは力が強すぎる……その有り余る力があなたの姿形まで変貌させ、あなたの心を醜く歪ませている。

あなたを放置すれば、今以上に無意味な血が流れることになる」


 当時……ミストを取り込んだ人間が心と引き換えに常人以上の力を得た前例はいくつもあった。

だがマナのように炎や熱を魔法のように操ったり、人外の生物に変貌するといった規格外な人間はこれまで確認されていなかった。

ミストは欲望が強いほどその人間に強力な力を与える……つまり、マナの壊れた心が求める”殺人衝動”が常人のそれをはるかに超えているということ。


「!!!」


 それは瞬きをするほんの一瞬のことだった。

マナは瞬間移動の如く、すさまじいスピードで河原に立つ少女へと駆け出した。

構えているその右手は、人体を骨ごと溶かすほどの高熱を帯びていた。

張り手の要領で背中を突けば、内臓を貫くことも容易であろう。


「何っ!!」


 マナの手が少女の背中に届く寸前、エアルの手が再び彼女の腕を掴んだ。


「あなたへ投げた言葉に偽りはありませんが、こんな勝手を許すほどあなたを信用しているわけではありません」


「くっ!!」


「なっ何!?」


 突然背後に現れたエアルとマナに怯えた少女は腰を抜かす。


「お逃げなさい……命が惜しいのであれば……」


「!!!」


 声色は優しいものの、その目には見る者を怯えさせるほどの強い力があった。

”質問や拒否は絶対に受け付けない”……エアルの目から少女二伝わる意志は上の者が下の者に発する命令と大差ない。

気が強い者であれば反抗心を露わにしてエアルに詰め寄るかもしれないが、幸い少女はそこまで強い反発心は抱いていなかった。

その場に置いていた荷物を手に取り、一目散にその場から逃げ出していった。


「……マジ殺す」


 ボッ!


 そう呟くと同時にマナの体が一瞬で炎に包まれた。

エアルは寸前に手を離して後方に数メートルジャンプしたことで難を逃れた。

炎の中から巨大な蜘蛛と化したマナが姿を現した。

大抵の人間ならば恐怖に心を支配される所だが、エアルの心には一点の曇りもなかった。


「どうか怒りを鎮めてはいただけませんか? できることなら争いは避けたい……」


『は? まさかおっさん、あたしと戦うつもりとか言わないよね?

つまんないジョークとか萎えるからやめてくれない?』


「やはり言葉は伝わりませんか……」


 残念そうに呟くエアルは一瞬だけマナから目をそらして天を仰いだ。

まるで神に許しを請うかのように……。


「やむを得ません……」


 エアルは自分の左腕に備えているシャドーブレスレットに手を掛けた。


『リモーション!!』


 シャドーブレスレットから音声が発せられたのと同時に、エアルの体が光に包まれた。


『なっなんだ!!』


 光はものの数秒で収まるが……そこに現れたのは……。


『白い……鬼?』


 エアルがその身に纏ったのは……カラーリングや一部の装飾の違いはあるものの、闇鬼と瓜二つの白い鬼の鎧であった。


『なっなんなのこいつ……』


エアルの全身から放たれるすさまじい気が、マナの心にくすぶっていた恐怖心を再び呼び起こした。


『(こっこのあたしが震えている? こんなおっさんに?)』


 無意識に震えている自身の足に驚愕するマナ。

彼女の動物的本能が”この男には勝てない”とマナに告げているのだ。


『(何ビビってんのよあたしは!! あたしにはこの力があるのよ?

鎧を着ただけのおっさんになんか負けるわけがない!)』


 己の力に過信したマナに逃げるという選択肢はなかった。

足の震えを力で押さえつけ……エアルに迫る。

だがエアルはリモーションした後、微動だにせず直立不動を続ける。


『鎧着こんだくらいでいい気にならないでよ?』


 マナの口から火炎放射器のように放たれた炎がエアルの全身を包み込む。

その炎はマナの精神力で強化された特殊な炎で、防火服を着ていたとしても骨すら残らない高熱を帯びている。


「……」


 ところがマナの炎をまともに浴びたエアルの鎧は焦げ目すらつかず、本人も何事もなかったかのように直立不動のまま。


『なっ!!』


 今まで多くの命を飲み込んできたマナの炎……軽く放ったものとはいえ、全く通用しないことに動揺を隠せないでいた。


『テメェ……マジ焼き殺す!!』


 自分の思った通りの事態にならない苛立ちから本気になったマナは、再び炎を吐き出す。

先程と違って本気の殺意を込めた炎である。


「……」


 エアルはまたしても何もせずその場で立ち尽くし、炎をまともに浴びてしまった。

だが結果は先程と同じく無意味となった。

その結果を受け入れられないマナは、数回エアルに炎を浴びせる。

周囲に生い茂っていた草花はその熱気に当てられたことで消滅し、緑一面の河原は何もない大地と化してしまったが、エアル自身はノーダメージ。


『調子に乗ってんじゃねぇよ! カスが!!』


 炎は効かないと悟ったマナは口から吐いた糸をエアルの首に巻き付け、力強く締め付けた。

固い鎧とはいえ……首や関節といったある程度弾力性が必要な部分は他と比べて防御面は薄い。

なので鎧越しに絞殺するのは不可能ではない。


「……」


 だがそれは締め付ける力が鎧の防御力を上回っていればの話。

マナがどれだけ強く糸で首を絞めつけても、エアルは苦しむそぶりすら見せない。


ブチッ!


 それどころかエアルはマナの糸を片手で引きちぎり、拘束から難なく逃れた。


「気は済みましたか?」


 一向に攻撃をやめようとしないマナを見かねたエアルがそう言葉を掛けるが……。


『うるさい!! 優しく殺してやろうと思ったけど……そんなに苦しんで死にたいのなら望み通りにしてやるよ!!』


 苦し紛れにヤケを起こしたマナは周囲のミストを体に集め始めた。

これはボートやパーティー会場で使用した高熱を周囲に放つ技。

だが、広範囲に効果が及ぶ分威力は先程の炎より低い。

つまりはこの技を使った所でエアルを殺すことはできないということになる。

だが自分の力を理解していないマナにそんな分析などできるはずもない。


「……仕方ありません」


 マナが広範囲に熱を放とうとしていることを察したエアルは腰にある刀を抜いた。

自分に影響がなくとも周囲の人間に危害が及ぶ可能性がある。

熱を放つ前にマナを斬る……エアルが渋々下した決断が彼に刀を抜かせたのだ。


「……」


 呼吸を整え……両手で刀を握って構えるエアル。

一見すると腕に覚えのあるような風貌に見えるが、エアルには剣の才どころか刃を交えたことすらほとんどない。

というのも……エアルは基本的にターゲット以外の人間との戦闘は極力避けている。

アストや騎士団のように戦意がある者と対峙した場合でも気絶にとどめて命は決して奪わない。

そもそもアスト以外とは生身であっても力の差があり過ぎるため、リモーションすら稀にしか行わない。

それは戦闘に自信がないというより、元々人を傷つけることを嫌う彼の性格故の甘さから来ている。

自分よりも他人を優先する心優しい彼にとって刀は武器ではなく、命を奪う凶器でしかない。


 ビュゥゥゥゥ……。


 刀身を中心にすさまじい音を立てた風が台風のように渦まく。

エアルは肩の力を抜き……刀を握る手に力が入る。

周囲の風も刀と共鳴するかのように目に見えぬ渦を描いていく。


「はあ!」


 勢いよく刀を振り下ろした瞬間、渦巻いていた風が刀を離れた。

衝撃波のように走るかと思われたその風はマナの視界から消え失せ、何事も起きなかった。


『アハハハ!! 何したい……あがっ!』


 不発に終わったと吹き出した瞬間、マナの体を無数に風の刃が襲った。

ミストの力で強化されたマナの皮膚はミサイルを撃ち込まれても傷1つ付かない。

そんなマナの体に無数の傷を付けた風の刃は、同じ風使いであるライカを圧倒的に上回っている。


『……』


 風の刃を受けたことマナは痛みで意識が朦朧とし、蜘蛛の状態を維持できずに人間の姿に戻ってしまった。


「あ……う……」


 その場で倒れたマナは服がボロボロになり、全身から血が噴き出していた。

傷の痛みで上手く体に力を入れることができないマナにエアルが歩み寄る。


「急所は外しました……普通の人間ならばい命は落としているでしょうが、あなたなら死ぬことはまずないでしょう。

2時間もすればミストの力でケガは完治するでしょうが……重傷には違いありません。

そのまま無理に動かず安静にしていなさい」


「こ……このあたしが一撃で……こんなバカなことが……」


 敗北を受け入れずにいるマナにエアルが刀先を向ける。


「古来よりの習わしに基づき、勝者としてあなたに命じます。

私に命令に従いなさい……さもなくばこの場であなたの首を落とします」


 説得は叶わないと判断したエアルは力のよる屈服という独裁者同然の手段を取ることにした。

無論、マナが断れば本気で首を落とすつもりでいる。

裁判に掛けられたらマナは間違いなく死刑に値する罪を犯している。

エアルからしてもターゲットとしてマナを殺す大義名分がある。

それでもなお選択肢を与えているのはエアルにとって最大限の譲歩であった。


「ぐっ!(……こんな親父に従うなんて冗談じゃない!! でも断れば……間違いなくこいつに殺される。

今は従うフリをして、隙を見て殺してやる!!)」


「返答は?」


「わっわかったよ……従えば良いんでしょ?」


 マナの返答を聞き、エアルは刀を鞘に納めた。

それが口先だけの出まかせであることは百も承知であったが、表向きだったとしてもマナを生かす口実ができたことに、エアルは内心安堵していた。


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 その後……騒ぎを聞きつけた騎士団が集まってきたので、エアルは重傷を負ったマナを人気のない倉庫に運んだ。

本人は嫌でたまらないと言わんばかりにエアルを睨んでいたが、”動けば殺す”と軽く脅して大人しくさせられていた。


「こんなシケたところに連れてきて……あたしのシタいの?」


運搬用の木箱に大きな布を掛けた簡易的なベッドに寝かせたマナが品のない挑発を口にする。


「生憎、そういった趣味はない。 それよりも……これからお前には私の命令通り動いてもらう。

もし私の意に添わぬ行動を取ったり、ミストの力を酷使すればお前の首を落とす。

肝に銘じておけ」


 そう言うと、エアルは横たわるマナの手にシャドーブレスレットを握らせる。


「何よこれ?」


「シャドーブレスレット……お前と戦った時に私が使用した機械だ。

ミストの代用品として所持しておけ」


「……」


 こうしてマナは影の1人、スパイアとしてエアルの命令通りに特定の人物を殺害する日々を送ることになった。

命令とは言え、殺人を楽しんでいるマナにとっては天職と言える。

ターゲット以外の人間を殺せば、即座に殺すとエアルに脅されているため全ての欲求が満たされているという訳ではない。



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 マナがスパイアとして活動するようになってから3年の月日が流れたある日……エアルから新たなる命令が下された。


「密偵?」


『そうだ……ホームという施設に密偵として潜入してもらう』


「は? なんであたしがそんなつまんない仕事をしないといけない訳?」


『拒否するのならば貴様にはもう用はない』


「チッ……わかったわ、やればいいんでしょ?やれば……で? 潜入ってどうやってする訳? ノープランとか言わないわよね?」


『あの施設は来るものを拒まない……潜入自体はさほど難しくはないだろう。

人間関係も施設に通っている人間に近づけば、自然と作れるだろう』


「近づけって誰によ?」


「すでにマークしている……セリナという少女だ。

彼女は施設長であるゴウマの娘だ」


「何それ? 王女様とお近づきになれってこと?」


『肩書きはそうだが社交的な娘だ……愛想よく近づけば貴様でも受け入れるだろう』


「(シャドーブレスレットがなければ何もできないクズ野郎が……あたしを下に見やがって……)」


-----------------------------------------


 後日……マナはエアルから得た情報を元に人気ラジオ放送局であるスマイル局に足を運んでいた。

そこではラジオパーソナリティーを夢見る多くの若者達が集まる。

この日はプロのパーソナリティーに実際の収録現場でその技術を体験しながら学ぶ実習が行われることになっていた。

マナはセリナに近づくため、実習生として局に潜り込むことにした。


「実習生でしょうか?」


「はい、マナと言います。 今日からよろしくお願いします」


「……はい。 ではスタッフが待合室に案内します」


 受付の際に現住所や家族構成等を記入する書類を手渡されるが、マナはエアルが偽造した情報を記入することで難なくパスした。


「初めまして、実習生さんかな?」


「!!!」


 優しく声を掛けてきたのは、偶然通りかかったトーンであった。

数年ぶりに顔を合わせた唯一の家族に一瞬心を乱してしまったが……すぐに心は冷めた。

マナにとって大切なのは自身の欲望を満たすこと……そんな彼女にとってトーンは隣を横切るその他大勢と同じ……どうでも良い存在へと降格していたのだ。


「はい、マナといいます……初めまして」


「私はトーンといいます。 この局で裏方のスタッフをしています。

力になれることがあればなんでも言ってください」


「ありがとうございます」


 直接顔を合わせたとはいえ……顔も声も変わったマナが死んだと思っている孫だと気づくことができなかったトーンに落ち度はないだろう。

マナ自身も孫であると名乗るつもりはなかったため、2人はこの時初対面として挨拶だけを交わし、トーンはその場を後にしていった。


-----------------------------------------


 その後スタッフに従って待合室へ入るマナ……そこには多くの実習生が集まっていた。

待合室は50人くらいは入れるほどかなり広いが、想定以上に人が集まったためかなりすし詰め状態。


「(あいつか……)」


 すし詰めにも関わらず、セリナを見つけるのにさほど時間は掛からなかった。

エアルから顔写真をあらかじめ見せてもらっているものあるが…彼女の周囲だけが不自然なほど間が空いていたのだ。

それもそのはず……セリナは王女というトップクラスの肩書きを持つ少女。

同じ実習生とはいえ、一国の王女に接する勇気など一般人にはまずない。

だがそれもマナの計算の内であった。


「こんにちは。 お1人ですか?」


「えっ?」


 親し気に声を掛けてくるマナに驚いた様子を見せるセリナ。

その反応から、マナがここで初めて声を掛けた人物であることは容易に察することができる。


「私、実習生のマナっていいます。 あなたも実習生ですか?」


「うっうん!私も実習生! セリナっていうの!よろしくね!」


 声を掛けてもらえたことがあまりに嬉しかったセリナは、目を子犬のように輝かせ、食い入るようにマナの目をじっと見つめた。


「こちらこそよろしく。 あの……もしよかったら実習の間、ご一緒させてくれませんか?

私……友達がいないから心細くて……」


「もちろんだよ! 実は私も周りに知っている人が誰もいないからすっごく不安だったんだ……」


「そうだったんですか……じゃあ実習中はよろしくお願いします。 セリナさん」


「セリナでいいよ! 私達はもうお友達なんだから敬語も禁止!」


「うっうん! よろしくね? セリナちゃん(めんどくせぇガキ……)」


「よろしくね! マナちゃん!」


「(……チョロいガキ)」


 こうしてセリナとのコンタクトを取ったマナは少しずつ関係を深めていき……実習期間が終わった頃には互いに親友と呼び合える仲にまで発展した。

……少なくともセリナは心からそう思っていた。

ホームのメンバーでありアストでもあるセリナ……そんな彼女と親友となったことでホームへの出入りは楽になり……セリナ以外のマイコミメンバーとも仲を深めていったことでホームの表も裏も知る……密偵として理想的な立ち位置を手に入れることができた。


 そんな彼らの絆が今……大きく揺らいでいる。


夜光「やっと回想が終わったか……」

ルド「毎回長いよな……」

夜光「作者があと3話くらいでこの章を終わらせるとか言ってるけど信用できるか?」

ルド「……できないし、マジだったとしても長い」

夜光「だよな~……」

ルド「だいたい連休中ずっと家に引きこもってたくせにこれしか更新してないんだぜ?」

夜光「ずっとスイッチにかじりついてたからな……」

ルド「とりあえず期待するだけ無駄だな」

夜光「オチも特にないこんな小話も無駄と言えば無駄だな……」

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