金を失なっちまった悲しみに
「涙が出てくるよ・・・。」
そう僕は言いつつ、布団へ潜り込む。
タイムマシンがあるならば、午後二時頃からの僕に
「最終レースは迷うな、②のままでいけ!!」と言うのである。
後悔先に立たず。
どうしようもない人間である。
もう、二度とギャンブルはやらない。
その前のパチンコで失うは数枚の紙。
テレビからは「紙ってる、紙ってる」と煽られているかのようだ。
あぁ、無情。死に体。消えて亡くなりたい。
亡くなったのは諭吉や野口と偉大な紙幣のみ、僕は腹が減る。
体は健康なのである。
腹が減り、下へ降り、納豆飯を二箱かち割り、食らう。
帰りに通勤用のカバンをポイントカードでお支払い。
バカンな俺を許して。
僕のナナヨンパチは、ゼロにしてキス。
「ここに誓って、私、ギャンブルを断ちます!!」
「寝る!!」