・・・・最強?
やっと町を見つけた
5時間もかけてたどり着いた記念すべき一つ目の町だ
俺は女をかついで町の町長?のところにいき、
事情を説明すると、
まず軽く鼻で笑われ、
誰に助けてもらったと聞かれた
そして考えてみると今の俺の姿は10歳の(俺から見たら)もやしっ子娘
だ
筋肉で凄く重そうな女を子供が5時間もなんてのは無理な話だ
でも現実なのだ
嘘はひとつも話していない
すると女が起きた
名はガリアというらしい
そしてまた事情を話すと、
同じ反応
そして信じてもらうためにガリアを持ち上げてやった
町長とガリアはこういった
「娘、お前どこのだれに力を分けてもらった
私はその方にお礼をしなくてはならない」
そこで俺はマジギレした
助けてやった上に町にまでつれてきてやったのになんだこの態度は?
ここにはこんな奴らしかいないのか?
助けてくれた恩人にこんな態度でいもしない奴にお礼?
ふざけるな
と、俺は何も考えなしによっかかっていた柱を力だけで握りつぶしてしまった
その柱は町長の家を支えている柱であった
そして家は崩れた
それでもまだ俺の言葉を信じようとは思わなかったらしく、
「そんなに膨大な魔力を秘めているお方ならきっとすばらしい方に違いない だれだ教えろ」
と抜かしやがったのだ
俺はもう常識のある人間なら止められないほど怒りくるってしまったよう
で、
家の中にあったどうやら町長のコレクションらしき物のなかで一番高そう
で硬そうな物をさがし握力だけでつぶしてしまった
うれしいことにその石?のようなものは他人からもらったまたは吸い取っ
た力がまったくつうじない物であり、
それを俺は握力だけでまるで葉っぱのようにペラペラにしてしまったのだ
そこまでやればさすがにきずくだろうと思った
だが、あいつらは石の力のことは忘れ俺の後ろにいるはずの
とてつもなく強い人物を自分たちの町へ引き込めるチャンスだと、
助けてもらったことさえも忘れ、
事実だとしてもこんな小さな町にそんな凄い人が来るはずないということ
も何もかも忘れ、
ただ目の前にいる娘からその人物のことを聞き出そうと必死で、
何の罪もない少女をどうするかの話し合いまで始めてしまった
もう俺は怒りを飛び越しあきらめかけ、
なんかもう疲れたし面白そうだしほっとくかと寝た
すると勘違いも勘違いのアホどもは俺が抵抗はもうしないという意味だと
つまり情報を渡すという意味におき違えてしまい、
俺を捕まえ縛って牢獄に入れた
逃げられたり、他にとられないようにするためだ
アホどもは自分で自分に言い訳をし、
この少女は逃げていたのだ
そこをかくまってやっているのだ
と、もう正気の沙汰ではないのではないかと疑ってしまうほどで
まあ、俺も正直面倒くさいしおとなしくさせてくれと思った
だが、どうやらこの狂人どもは強い人物だとか国だとか城だとか
よくわかんない話に忙しかったらしく、
俺に食事は一切出されなかった
牢屋の中には小窓がありそこからはあるはずのない未来を祝っている
馬鹿で阿呆で何も考えてない狂人が見え、
前世でも見たことないようなご馳走が皿の上にはずらりと並び、
俺たちの未来は約束されたのだから食料などあとからいくらでもと思って
いるらしい
どうやら毒を盛られたようで体が動かない
このままだと死ぬかもしれない
というか俺を殺して大丈夫なのか?
どうやらもう凄い力を持つ人物とつながった気でいるらしい
俺はもう邪魔と考えているのか・・・?
やばいな・・・
腹が減っては戦はできぬというのは本当だったみたいだ
「お前、何でこんなとこにいるんだ?」
「・・・?」
「俺たちは食事をもらってんのになんでおまえはもらってねえんだよ」
「さ・・あな」
「何してこんなとこにいるんだよ 俺は盗みだけど」
「人を助けただけだ・・・」
「え、お前悪くねーじゃん? へへっ 助けてやるぜ」
やばいね