ライラ最強
パシャ パシャパシャ パシャパシャパシャパシャ
ウイーン ガシャ キュルルルルル パシャパシャ
「な、なんだこの機械音は・・・」
「大丈夫、死なないように気をつけてるわ」
「目隠しとらないでよ、ディア」
「気をつけないと死ぬのか!?お、おいほんとに大丈ぶっ」
「黙りなさい、今月号のMIOCK6にのせる写真を撮ってるんだから・・」
「ふぁふぁあっえあうううあいあふえほ・・・」
(だからってさるぐつわしなくても・・・)
「僕、MIOCK6のファンなんですよね」
「うしあお」
(無視かよ)
「あらそう、うれしいわ」
「僕、ディアを芯にしてほしいです!」
「ふぃふぃ・・・?」(芯・・・?)
「MIOCKって、文房具の店なの MIOCK6は、鉛筆をモチーフにした雑誌よ それで・・・この子を芯にするって?」
「はい、できれば見開きのとこを!」
「いわれなくてもそうするつもりよ」
「やったぁ!」
「ふぇ、ふぉへぇはふぃふふぁへはなはふへうあうあいああいえふぁ?」
(で、俺はいつまで逆さでブラブラしなくちゃいけないんだ?)
「ふう、やっと終わったか」
「ごめんね、どうしてもMIOCK6にディアを載せたくて・・・」
「いや、いい きにしない」
「そう?、じゃ今度からm「遠慮ってもんを知らないのか」
「・・・あっ、そうそう とっくに昼休み終わっちゃったからごはんたべてないよね?」
「昼休みどころか午後全部つぶれたぞ」
「え゛え゛」
「・・・宿題かぁ」
「お前のせいでな・・・」
「今日、一緒に宿題しない?」
「俺の丸写しだろう」
「てへ」
「・・・」
「・・・ハハッ、ついに見つけたぜぇ・・・」
「ボス!やりやしたねぇ!」
「誰だ・・・?」
「ボ、ボスぅ・・・今こいつなんていいやしたぁ・・・?」
「は、はは・・聞き間違いさ」
「聞こえなかったのか・・・?だ・れ・だ・?」
「きいぃぃぃ!この学校一の悪、ナナをしらねぇとは何事だぁ!」
「ナナ・・・か」
「おっ???知ってるんじゃあねぇかぁ!誰から聞いた?」(わくわく)
「今聞いた」
「くっ・・・!まぁあいい、今日あたいはお前に勝ちに来た!」
「強そうにはみえないね」
「っ・・・!小人族なんだよ!ちっちぇえんだよ!」
「幼児かと思った」
「そっそんなこといってあたいに負けたらおめぇは学校一の笑いもん!」
『うおりゃあああああああああああっ』
「こいっ!」
「すいませんすいません何なりとお申し付けくださいディア様すいません
どんなにぞんざいに扱われても文句ひとつ言わないと約束しますたとえゴ
ミと呼ばれたとしてもいえむしろゴミとよんでくださいすいません」
額が割れるほど床に打ち、手が擦り切れるほど手を小刻みに動かしている
つまり土下座だ しかも完璧なほどにきっちりした土下座だ
「・・・わかったわかった、とりあえず顔上げて?」
「ひっ・・・・」
「・・こまったなぁ」
別に俺が何かした訳ではない
ライラが笑顔でなにか、写真のようなものをナナに見せると、
自信たっぷりだった顔が、青くなっていき、
追い討ちに耳元で何かをささやき、
今に至る
たった5秒でここまでできるライラが怖い
ちょっと長くできました
これからナナを弟子にしマース