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面接
さほりはその日面接を受けた。
時給4万円。
それに惹かれたのは言うまでもない。さほりは面接のドアを開けた。派手な男。だいたい40歳。黒のスーツにサングラス。いかにも強面だ。
「結構きついけど大丈夫?」
「Mじゃないと出来ない仕事だよ?」
「泣かされてもいい人しかとらないよ」
「スタイルみたいから脱いで」
さほりに浴びせられる質問はかなりきわどい。さほりはここで働きたいと固くきめていた。
「じゃあ、ちょっと試してみようか」
男が取り出したのは、手錠。
簡単にさほりは後ろ手に手錠をかけられた。身を動かしても取れない。
「で、そこに横になってみて」
さほりは下着姿で拘束され横になる。男が部屋を、でていった。
え、….…
さほりは、鍵のかけられた面接部屋に拘束されたままにされた。