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序章2
さほりはベッドの四隅に手足を縛られた。
なにこれ…
怖い怖いこわい。
ケイが笑って見下ろしてくる。
ーーー動ける？
動けないよ…
ケイはSだ。そう感じた。
ーーーねえ、人ってくすぐり続けると最後どうなるのかなー？
ーーーな、なに！？やめてよ！
ケイが指を内腿に這わせる。ソフトタッチ。
くすぐったい。逃げられない。耐えるほかない。
ーーーやめて！
ーーーやめて、でやめるなら縛ったりしないよ？さほりは今日は俺のおもちゃだ。今日は俺の欲のために我慢してくれ。
絶望。希望の欠落。
さほりのあばらをコリコリといじる。
ーーーはー！！ひゃーーー！はっははー！
