3つの恋が実るとき

第二話「突然の告白」

「おっ、おはよう！」

私は俊くんに勇気を出して挨拶した。

「何よ！この子！俊様に軽々しく挨拶してんじゃないわよ！」

「…おはよう…」

「！…うん！おはよう！」

「何ですってーーーーーーー！俊様何でなんですか？なぜこの子にだけ…」

「俺はこいつと関係がある。」

「えっ？」

「えーーーーーーー!」

（この人何に言ってるの!?初めて会ったのに！）

スタタタ……

俊くんはあっちに行ってしまった。

「あんた！俊様に何で関係があるか知らないけど、俊様に近づかないでよね！」

「あっ、はい…」

「待って〜、俊様〜！」

「何だったのあの人。大丈夫？知世。」

「うん…大丈夫。ちょっとびっくりしただけ...」

「だいたい俊と何で関係あるの？」

（本当にそうだ。なぜあの人はあんな嘘っぱちを言ったんだ？）

キーンコーンカーンコーン...

「じゃあ、あとでね！」

私はそのあと全然話が頭に入ってこなかった。俊のことで頭がいっぱいだった。

私がぼーっとしていると、

「おい！」

「へ？」

そこにいたのは、同小だった安藤啓太郎（アンドウケイタロウ）だった。

「あー！啓太郎くん！久しぶり！」

「は？さっきも話したじゃねーか。」

「そうだっけ...」

私は頭がいっぱいで記憶になかった。

「どうしたんだ？お前らしくないぞ。」

「うん...ちょっとね。」

「おっ、俺は...」

「ん？」

「俺は元気なお前が好きなんだからな！」

「えーーーーーーー!!??」

（なっ、何にいきなり」

「じゃあな」

（何なのー!!）

〜続く〜