つれない彼女【200文字】
路傍之杜鵑さん主催の「二百文字の彼女、冬」に参加するために書いた作品の…没作品になります。
「ねぇ襲っていい?」
「は 急に何言い出すの?」
こたつで雑誌を読んでた志帆は 険しい顔を俺に向ける
「だって暇だし。見てると手を出したくなるもん」
「何で? それ意味不明なんだけど!? ねぇ、やっ、こら!」
彼女は華奢で こう暴れるのがまた可愛い
白いセーターはフワフワで 温かくて柔らかい
「全然構ってくれないし」
「そんなベッタリじゃなくたっていいじゃない!」
「やだね、俺はベタ惚れなの」
つれない態度も嫌いじゃない
…ほらね