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神の悪巧み  作者: 流
3/7

ホームルーム

オレはすっかり忘れていたことがある・・・。

ゴールデンウィーク、そして中間テスト。

さかのぼること、今朝のホームルーム。


オレはいつものように櫂杜と戯言を話していた。

「おはよーございま~す。今日も一日ファイトだぞー!!」

なんかテンション高くない?

ちなみにこの人、オレらの担任だからね。

このテンションの高さは、初の一言によって納得した。というより、判明した。

「はいはぁ~い! センセー、明日からゴールデンウィークでしょ?

初は・・・(長いので省略)。」

「御堂さんは朝から元気がいいですねぇー。」

あっ、一言で終わらせた。初の長話を。すげー!!

とまぁ、関心。そして実に楽で自由なホームルーム。

チャイムで終わりを告げられたときには、少し寂しく感じた。

だが櫂杜による追い討ち。

「おまえ、今度赤点取ったら補習だろ? 頑張れよな。」

「・・・あ。」


そして現在。

図書館にいる、オレ&櫂杜&初。

結局はこのメンツなんだ・・・。

だが図書館はいい。静かで、このオレでも集中できる!

でも一人、当然のように入ってくるんだ。ねぇーさん・・・。

「頼む、櫂杜。教えてくれ!!」

「しょうがないなぁ、セナは。」

こういうときには役に立つよな、秀才君!

頼りにしてるぜっ☆

「でも初ちゃんは、頭いいね! 教えてもらおっかなぁ?」

おいっ、初に話しかけないほうが正解だぞ!

初の長話が始まる!って、あれ?

「寝てる・・・。それぢゃぁ、もう一頑張りしますか!」

「へいへい。」

ヨユーなひとはいいよな・・・。のんきに寝れて。

もう少しは危機感持てよ。

数時間後・・・。

「ふぁ~、ってあれ?私寝てた?」

「うん、ぐっすりとね。帰りますかっ。」

「疲れた・・・。」

「そういえば、セナは久しぶりに頑張ってたからね!」

「久しぶりってなんだよ、それは!」

「ははは・・・。」

「いいなぁー。見たかったよ~。」

「見なくていい!」



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■登場人物の整理■

神木施那(かみきせな)   ・・・フツーの高校生。蒼深(あおみ)学園高等部の3年9組。

                勉強がニガテ。飽きっぽい。運動は得意。

竜宮櫂杜(りゅうぐうかいと)・・・容姿端麗、学力秀才、運動神経抜群、性格OKの施那の幼馴染。

    誰にでも優しくて、頼りがいがある。みんなの憧れ的存在。

御堂初(みどううい)    ・・・背が160cm程度で、かなりスタイルが良い。オレと同じ高校。

                かわいい系。オレの未来の奥さん。勉強が得意。

入久間燐(いくまりん)   ・・・施那の担任。さわやか系のはずなのに、たまに熱かったり、

                おおざっぱだったり、忙しい人。案外みんなからの信頼が強い。




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