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終の小言

作者: 乘越唯響
掲載日:2026/05/04

 いつも仕事終わりは憂鬱になる、、、

 誰もいない家に帰り、今朝食べたまま放置したお皿を洗い、洗濯機を回さなくてはならない。雑務が嫌なのではない。誰にも必要とされない時間が始まり、こんなにも嫌いな自分のために、疲れた仕事後のあれこれをしなくてはならない事が辛いのだ。


 一人が楽なのは、、、相手に求められるものが多すぎるから。日本人は子供の頃に聞いたような、優しくて真面目な人達ではないし、この世にお姫様はいない。いるのは面食いの銭ゲバだけだ。

 無知蒙昧な猿が、破廉恥な猿と、人生を楽しむ。そのツケを払うのは、同じ一票しか持たない自覚ある有権者だけだ。

 不満が芸術になるかと思って書き始めたが……そんなに上手くはいかないか。マイケル・ジャクソンみたいに、悪へのアンチテーゼを芸術に昇華させるような天才になりたい。この世は理不尽だらけなのだから、少しくらい立ち向かい方を身につけたかったのだ。


 不満と言えば、友達がお金を返してくれない。家族の怪我を治療するため、外科手術と数日の入院費に、ほんの数万円必要だったらしい。人を疑うより、助けてあげたい。手を差し伸べる私……そんなアテクシが好きだった。

 返済期限を過ぎたのは何回目が分からない。もう、返って来ないと思ってる。つまりこれは、自惚れ料として支払ったものと看做す他ないな。


 彼女とは長かった。だがそれも破局と相成った。財布の中身は増えた。だが心が寒くなった。これしかなかっただろう。描いた未来が違ったのなら……自分の為に相手を変えることが罪ならば、、、これ以上変われなかったんだからさ。


 職場の境界知能(仮)さんは、一段と的はずれな事ばかり言うようになって、迷惑をかける。この頃は遠慮がない。文句は一丁前に言うが、仕事はできない。というよりサボってばかりで、してない。

 大人の対応というのは黙認すること? 私の答えはNoだった。楯突いて、正論で注意をした。そして疎まれ、無視をされ、陰口を叩かれる。

 悪いのは僕? 自力救済さえ、この国では悪となる。


 最近ずっと眠れない。胃が痛い。

 何もかもを失ってしまった。


 だけど


 あなたには救われて欲しい。

 あなたは認められて欲しい。

 負けないで欲しい。

 あなたの才能は本物だよ。理解されずに、愉快犯の罵詈雑言にもめげず、役目を果たそうとしている君は素敵だ。つまらない人には、あなたの才能は届かない。穢れた魂に天使は感知できるはずもない。

 本当はそういうことを書きたい。ネガティブさえも美しく、戦う姿こそ芸術に。


 日が昇るからおやすみ。



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