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三十八話 「おまじない」
野美子は、禁酒をしていた。
(やだ......あんな私に戻りたくない)
「う、う......」
野美子は、禁断症が出始めた。
助けを呼ぶために、優子に電話をかけた。
「優子、優子!」
『どうしたの!?』
「きて、来て!」
優子は、野美子の部屋に向かい、すぐに入った。
「どうしたの!?」
「私のこと縛って!」
「え?」
「縛って!」
優子は、縛れと言われて混乱した。
「縛れる物ないよ」
「じゃ、じゃあ、押さえ込んで」
そう言われたので、優子は野美子に腕を回す。
「思いっきり押さえて......」
しかし、優子は優しく触れる程度に野美子を包んだ。
「え、なんで」
「お酒を辞めれるおまじない」




