三十三話 「二次会の爆弾」
後、二次会は安音の部屋で行われた。
「なんなんなんなん......」
「優子、お酒飲みなよ」
「後で飲むよ」
「おいおい。優子は今狙ってるやつがいるから、酒もタバコも渡すなよ?」
「え、いつの間に?」
(お姉さん、隠しながらアピールしてるのエグ......)
安音は、焼肉で撮った写真を日和に送った。
【優子、元気ですよ】
数分後、既読がついた。
【安心しました。皆、同じアパートの?】
【そうですね。ほぼ女子ばっかですが】
【なんか、すごい絵面ですね】
【高校時代はお付き合いを?女同士ですが】
【女同士?優子は男ですよ】
【え、本当ですか?】
それを最後に、日和の既読がつかなくなってしまった。
安音は、その事を黙秘することにした。
ただ、大家姉には聞くことにした。
「ゆ、優子。男なんすか?」
「え?そうだけど」
優子の口から、衝撃的な事実が発覚。
「え」
「ん?お前ら知らなかったのか?優子は、オ、ト、コ」
「最初から知ってたんすか?」
「知ってたも何も、オスやん」
「男を部屋に入れてたのか......」
そして、安音の中で一つの可能性が浮かび上がった。
「え......じゃあ、お姉さんが優子と夜会ってたのって」
「あ、それは違うぞ。幸せについて語り合ってたんだ」
「え、ま?幸せを語り合う......」
「そういう意味じゃねぇ!あああああ」
「んなぁ」
酔った野美子は状況を理解せずに、本能で優子に埋もれた。
「もしかして、ヤることヤってます?」
「シー、黙れ黙れ。今いいとこなんだよ」
大家姉の熱い視線の先に、安音は目を向けた。
「......え?」
安音の鼻から、鼻血が垂れる。




