物質
夜の中で、神を求める
私が消えていく刹那
やってくるものがある
私は私の惨めさを噛み締め
生きる事をやめようと考える
「自殺」という最後のカードを切ろうとする時
私の手にそっと触れる誰かがいる
夜の中で、神を求める
神は垂直で透明な柱として
天に向かって佇立している
それを見る人はそれを見る
それを見ない人もそれを見る
私が消滅し、世界が崩壊し
時間と空間が霧散した後
やっと世界は「自由」を取り戻すだろう
霊魂と精神の空間
それはその新しい世界においては
「物質」という名で呼ばれるだろう…
私達が「社会」や「無意識」をあたかも実体として取り扱っているように…




