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【完結】【BL】男子校の姫はどうしても勝てない!  作者: 明太子


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9/12

男子校の姫はどうしても離れられない【その5】

それから服屋をいくつか見て回った後、2人はカフェに立ち寄った。

軽くランチを済ませ、薫だけ食後のデザートとして苺のパフェを頼んだ。


薫が幸せそうにパフェを口に運ぶのを見て、紡は口元を僅かに緩めた。

ふと紡は薫の頬に生クリームがついていることに気付く。

それを指先で掬い上げると、薫は驚き、きょとんとした顔で紡を見つめた。


「ついてた、生クリーム」

「…うん、ありがと」


薫は恥ずかしそうに口元をゴシゴシと拭う。

初心なその姿に紡の方がなぜだか照れくさく感じてしまう。


その後、薫と紡は海へ向かった。

薫がどうしても行きたいと言い出したのだ。


冬の海は人もまばらだ。

だが、その冷たさを理由にして、2人は寄り添って歩いた。


「これって初デートだよね」


薫がぽつりと呟いた。

紡は静かに笑いながら、「そうだな」と淡々と返した。


紡とのデートは最初で最後だ、と海に目を向けながら薫はしみじみと思った。


夕暮れの空が水面をオレンジ色に染める。

静かに寄せては返す波の動きを見つめながら、薫は泣きそうになった。

懸命に涙を堪えながら、か弱い声で紡に問いかけた。


「…紡はどうして告白してくれなかったの?」


紡は黙ったままで答えない。

それでも薫は続ける。

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