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【完結】【BL】男子校の姫はどうしても勝てない!  作者: 明太子


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12/12

男子校の姫はどうしても離れられない【その8】

その言葉に薫は唖然とする。


「…僕の愛を舐め過ぎじゃない?紡に飽きたりしないもん…」

「そう?その割には俺、簡単に捨てられそうになってたけど?」

「そ、それは…」


思い当たる節のある薫は目をキョロキョロさせ、動揺する。

そんな薫の腰を紡は引き寄せ、顔を覗き込む。


「俺は何があってもお前から離れない。愛の重さは負けねぇから」


薫はかぁっと頬を赤く染めると、紡の胸に埋まり、顔を隠した。


「…僕、紡が好き。ずっと前から、これからもずっと…」

「うん、知ってる。俺も薫がずっと好きだった」


紡の囁くような優しい声は薫の心を解いていく。


「…まだ信じられないんだけど。なんか夢見てるみたい…」


薫がぽつりと呟くと、紡は軽く笑う。

そして薫の顔を上げさせると、頬に手を添えた。


「じゃあ、もっと信じさせてやるよ」


そう言った紡は薫の額に優しいキスを何度も落とした。

紡の仕草がくすぐったくて、薫は笑った。

それから紡の指先は薫の髪を柔らかく梳かす。


両想いになっても好きだと思う気持ちは止まらない。


「大好き!紡、大好き!」

「俺も」


薫は紡に抱きつく力を強めながら思う。

この恋はこうなるのが運命だったのだ。

この人からはどうしても離れられないのだ、と。

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