Cランク試験
翌朝目覚めたソウは昨日のダンの指導のお陰でソウは無事に防具を付け終えルビーに問いかける。
『どうだルビー!似合っているか?』
『良く似合ってるわよ!もう何回も同じことを聞かないでよね』
ルビーは呆れながら幾度となく返した返事をする。
『だって仕方ないだろ!防具とか付けると冒険者って感じがしてきてテンションも多少上がってくるんだよ』
そう言ってソウは防具を付けた状態でポーズをとっていた。
『まぁソウは異世界小説などに憧れていたの出し仕方ない部分があるのはわかるけど大丈夫なの?』
ソウのおちゃらけた様子を見ながらもルビーは少し心配そうに聞く。
ソウが昨日悩んでたこたを知ってるからだ。
『あぁ、昨日寝る前も悩んだけどやっぱり今すぐ結論は出ないな。でも龍核と融合した時に精神面の耐性は着いてるはずだからな…』
そう言って少し俯いたが異世界に来たばかりの時に戦ったデュアルヘッドウルフのことを思いだす。
以前のソウなら戦うより先に逃げ出していただろう。
それ戦える状態にしたのは龍核と融合したことでの精神耐性なのは間違いないのだが今回の試験では人を殺すこともあるらしい。
Cランク冒険者として旅をしてれば当然、自分や仲間に危害を加えてくる野盗もいる。
実力差があれば生け取りも出来るかもしれないが実力が拮抗していれば当然殺される前に殺さなくてはならない。
ましてや護衛任務などに就けば依頼主を危険から守る為に人を殺せるかは重要になる。
Cランクが一人前として自由に国境を越えられるのは自分の身を守る実力といざとなれば冷徹に人も殺しても任務を遂行出来る覚悟があるからだ。
当然日本に住んでいたソウには人を殺せる度胸はないのだが龍核との融合で精神耐性は強くなった。
強くはなったのだが日本の倫理観が人を殺すのを躊躇わすのが今のソウの現状だ。
ソウが少し黙っているとルビーが話かける。
『この世界ではソウの居た世界より命の扱いは当然軽いわ。でもソウの実力ならある程度の相手なら無力化出来るわよ。』
『ありがとうルビー、心配してくれて!でもこの世界で生きて行くって決めてこんな力まで貰ってるんだ。俺もこの世界に慣れるように努力していくよ!』
そう言ってソウは顔を上げるとダンさん達の居る食堂に向かい朝食を食べに向かう。
食堂に着くと案の定、レナが駆け寄ってきて食事を運んでくれた。
そのままレナと一緒に食事を取るとソウはレナの頭を撫でてからダンさんとサナさんにレナを渡しギルドに向かうのだった。
読んで頂きありがとうございます!
投稿少し遅くなっていたのでお詫びも込めて早めの投稿です。




