反省会と防具②
ソウが少し不機嫌にクローティを見ていたがクローティは気にせず魔力技に付いて説明を始める。
魔力技は肉体への負担が大きいので身体をある程度強化している戦士が使うことが多い。
偶に魔法と身体を強化している魔法戦士がいるが基本的に魔法戦士は魔力量が少ない為、同じ魔力を使うなら魔法にして広範囲への的に攻撃を放つか戦士の様に魔力技に特化して長い間戦うかの二択になってしまう。
魔法も使えて魔力技も使えるソウがどれ程異常かをクローティが嫌がらせのように伝えてくるがソウはそれを無視していた。
クローティは自身の知っている魔力技の説明をしてくれた。
クローティが知ってる魔力技は三つだった。
纏…体内の魔力を身体に纏って防御と攻撃力をあげる技。
ある程度の筋力がないと身体の負担に耐えられなので身体の鍛錬が必要。
なぜ魔法使いが使わないのかというと基本的に魔法使いは魔力を体内で巡らせて身体強化をするからでわざわざ身体を鍛えないのと使えない纏を使う必要がない。
また体内に魔力を巡らせる方が魔力消費が若干少ないらしい。
そもそも魔法使いに求めているのは広範囲の敵の殲滅の為、その魔力を詠唱に乗せて広範囲に魔法を放った方が良いので基本的に魔力技は使わない。
それに敵に近づき過ぎれば幾ら身体能力を向上していても武器による防御や反撃出来ないので魔力切れの際に攻撃を受ける可能性が高いので基本的に魔法使いは遠距離での攻撃になる。
破…本来は体内の魔力を解放して敵の体内から攻撃する技。
だがソウは魔力の逆噴射の威力を使い攻撃力を高めている。
これは現状では魔力が膨大なソウにしか出来ないので真似したクローティは一回で魔力切れに近い位魔力を使い切ってしまい倒れてしまった。
結…自身の魔力特性を武器や拳と結合させる技。
ミレイの剣の舞やレイナのショックウェーブなどがそうだ。
自身の魔力特性にあった技が使えるようになる。
この他にも魔力技は何個かあるそうだがクローティ自身が使えるモノでは無く魔力技を切り札にしている冒険者も多いので余り教えたがらない者も多いのだそうだ。
(これは逆鱗の武器も魔力技の結ってことで上手く使えば怪しまれないんじゃないか?)
ソウがそんなことを考えていると不意に後ろから声がした。
「今日は纏だけ習得して貰うつもりだったのにまさか破まで習得してしまうとは…しかも発とか言う少しオリジナルの魔力技も開発していますし…」
ソウは突然の背後からの声を聞いて驚き後ろを振り向いた。
そこには困った顔をしたラルグが立っておりソウに向かって続けて言葉を放つ。
「ちょっとは常識的なスピードで成長して欲しいですね…色々と考える私も大変です」
ラルグの言葉にソウは一応謝る。
「なんか、色々とすいません」
ラルグは少しため息を吐いてからソウに告げる。
「冗談ですよ。ソウさんには次のCランク試験を受けて貰おうと思います。」
「えっ俺ついこないだEランクになったばかりですしDランクに上がるの為の規定回数の依頼もやってないのに?」
ソウは何か自分が特別扱いされてないか心配になりラルグに視線を送る。
「問題ありません。こんなCランクが多い試合で最後まで勝ち残った人をいつまでも低ランクにしとくなんてこと出来ませんからね。ある程度はギルド職員の推薦も認められています。」
そう言ってラルグさんはCランク試験の説明を始める。
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