訓練17
ソウがブルタリのガントレットを弾くようになったときクローティはブルタリに加勢しようとしたがブルタリに視線で止められていた。
これは長年行動を共にした2人にしかわからなかったやり取りでありブルタリはソウの攻撃の秘密を探るのをクローティに任せたのである。
クローティもブルタリの魔力が底をつき始めていることを感じておりソウの攻撃が急に鋭くなった手段が解らない以上2人で攻撃をしてもブルタリの魔力が尽きればそのままこちらがやられてにまうのを察してソウの動きを見ることに専念する。
(普段はバカなのにこういう勘が鋭いから困りますね…)
ブルタリは最後の魔力を振り絞ってソウの攻撃に耐え続けるその間にクローティはソウの背後に周りソウの動きを見ながらいつでも飛び出せるようにしていた。
そんな中、ソウはブルタリのガントレット連続攻撃で持ち上げその隙間に拳を叩き込んでブルタリを壁に吹き飛ばした。
ブルタリが吹き飛ばせれた瞬間にクローティはすかさずソウの背後から攻撃を加えようと近づいたがソウは振り向かずにそのまま吹き飛ばしたブルタリの方に走り出す。
既に最高速度に乗ろうとしていたクローティだが走り出したばかりのソウ追いつくことが出来ずに距離を取られる。
ソウを背後から仕留められなかったクローティは若干残念そうにしながらも何かに納得したような表情を浮かべソウに向かい話し掛ける。
「纏を習得したのにも驚きましたが急に動きに早さと鋭さを出すなんて人間離れしてますね。あなた本当に人間ですか…?」
クローティの人気かの問いかけにソウは言葉に詰まりそうになるが答える。
「知りたければ自分で調べるんだな!情報を簡単に教える程お人好しじゃないんでね。」
その言葉にクローティは少しため息を付いて答える。
「やっぱりあのバカほどのバカではありませんか…随分とあのバカに気に入られてたので同類かと思っていたんですが…残念です。」
ソウはクローティの言葉に若干イラッとして返す。
「お前こそアレと兄弟ってことは本当はバカなんじゃないのか?実は義兄弟なのか?」
「良く言われるのですが本当に血を分けた兄弟なんですよ。」
クローティはそう言うとソウの顔目掛けて右側からサイを投げる。
ソウがそれを避けると今度は逆側からサイを投げ最初に飛ばしたサイは鉄線を引っ張って回収する。
クローティは回収したサイを逆手に持ちソウ避けた方向とは逆側から下から上に向かってサイを振りあげるがソウはそれを余裕をもってかわす。
ソウは1度目のサイが飛んできた際にサイの持ち手部分に鉄線が付いているのを確認しており方向を変えてソウに飛んでくるのだと警戒していたがただ引き寄せるだけなので少しがっかりしていた。
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