訓練15
「おいクローティ!邪魔するな!こいつとは面白い勝負が出来てたんだ!」
「本当にあなたのはバカですね……最初の目的も忘れてただ戦いを楽しんでいる……」
クローティとブルタリはお互いを貶し合いながらもその攻撃は息が合っていた。
「お互い言いたいことがあるなら話終わってから戦ってはどうかな?」
ソウは微かな望みを掛けて提案したが勿論クローティに却下される。
「お構いなく!いつものバカへの躾ですので!」
「ソウちゃんとお前との勝負に集中もしてるから安心しろ!」
そう言ってブルタリが右ストレートを放ってくるのを交わすとガントレットの下からクローティのサイがソウの喉元へと飛び出してくる。
慌てて回避して距離を取ろうと後ろに下がると追撃とばかりにブルタリの拳のラッシュがソウを襲って来る。
(2人の連撃で避けるので手一杯になって魔力が上手く纏得ないな……一旦魔法の連撃でゴリ押しするか?)
そう考えて火弾の魔法を連打するが基本クローティには避けられて上手く誘導してクローティに当たりそうな火弾はブルタリには弾かれる。
クローティに至ってはソウが意図的に魔力を多く込めて強化した火弾をブルタリが弾こうとすれば避けるように指示を出す程だ。
ブルタリもクローティのその忠告には逆らわずに弾かずに避けるので何だかんだ言って2人はお互いを信頼しているのがわかる。
【口では何だかんだ言って信頼し合ってるのは微笑ましいな……】
【ソウ呑気に考えてる場合なの?】
【そうなんだけど2人の息は何だかんだでピッタリだから厄介なんだよ】
【そうね。あの兄弟お互いを上手く庇い合って戦いを有利にしてるわね】
【魔力を纏うのももう少しで掴めそうなんだけど纏う部分がブレるんだよな……」
【ソウの魔力が多いから魔力を外に出す時に勢いよく噴射してるせいね】
ソウはルビーの言った言葉に引っかかる。
【ルビーさっきのもう1度言ってくれ!】
【えっ?お互いが上手く庇い…】
【違う!ルビーその後に言ったやつ!】
【ソウの魔力が多いから魔力を外に出す時に勢いよく噴射してる……】
【なるほど!噴射か!】
【ソウどうしたの?】
【いやルビーのお陰で少し面白いことが出来そうになった!ありがとうルビー!】
そう言うとソウはブルタリとクローティに向かい合って構えた。
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