訓練13
少し戻ってソウの元に1人現れたブルタリの攻撃を交わしながらソウは考える。
(ブルタリは脳筋だから仕方ないとして他の人達は俺に自分の強さを上手くアピールしながら参加人数を減らしにいってるな)
そんな事を考えながら攻撃を避けているとブルタリが吠える。
「さっきからずっと避けてばっかりでさっきみたいに魔法を撃ってこい!」
ソウはブルタリの言葉を無視しながら周りの人達の戦いを見る。
(クローティとピリオは即興でチームを作ったのか…計算高いクローティから持ちかけたのか?クラフトと2人組のお姉さん達も戦い始めたか…ラルグさん達は…)
ソウが攻撃を交わしているとブルタリの攻撃速度が上がってくる。
「うわっ…っと」
ブルタリの攻撃速度が上がるに連れてソウの回避もギリギリになってくる。
その上ブルタリの攻撃は人体の急所を的確に突いてくるので避けそこなうのは致命的だ。
「最初の攻撃から思ってたけど急所ばっかり狙ってくるな……」
「当たり前だろ!男なら一撃必殺だ!」
ブルタリはそう言いながらソウの人中、丹中、水月へと攻撃を続ける。
ソウはそれを交わしながら今度は魔法ではなく打撃を放つ。
「さっきの魔法はあのガントレットに阻まれたからな……今度は打撃でいくか!」
ソウはブルタリのみぞおちを狙って拳を放つがブルタリのガントレットに阻まれる。
(痛っ……!)
分かりきったことだがブルタリにガードされてソウは拳を痛めるが連続で殴り続ける。
ブルタリはソウの反撃に機嫌が良くなり笑いながら攻撃を受け続ける。
「ははは、いいぞ!いいぞ!もっと楽しませろ!」
【ルビー龍族の肉体でも痛いものは痛いんだな……】
【バカね、当たり前でしょ!魔力で肉体も覆わずに攻撃すればそうなるわよ】
【魔力で肉体を覆う?なんだそれ?聞いてないぞ】
【剣に魔力を纏わせられるのだから肉体にも纏わせられるに決まってるでしょう】
【俺、剣に魔力何て纏わせたか?】
【あら、本当に気づいてなかったのね……あの人間達もやっているのに……】
そう言いながらルビーは何人かの冒険者を見る。
クローティ、ミレイ、レイナ、ルシフ、ラルグを見て最後にブルタリを見た。
【えっブルタリも出来るのか?】
【無意識なのか分からないけど出来てるわね。じゃないとあんな鉄鋼で魔法が弾けるはずないでしょ】
【そ、そうか、俺の魔法が弱かった訳じゃないんだな】
ソウは無くした自信を少し取り戻して拳の痛みに耐える。
(とりあえず俺も魔力を肉体に纏うようにすれば良いんだよな)
ソウは魔力の流れを意識しながら肉体の中の魔力を身体に纏うように意識を始める。
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