訓練⑩
「距離が狂って狙いが上手くいかないわね…」
少し焦った様子で言うナジャの元へ徐々にミレイが迫ってくるがナジャはポーチから1つのアイテムを出す。
「距離が掴めなくてもコイツなら…だけどブランドが…」
ナジャが取りだしたアイテムは広範囲攻撃が可能だがミレイの近くに居るブランドにも攻撃が当たってしまう為使うのを躊躇っていた。
ナジャに迫るミレイだが自身もショックウェーブによるダメージを追っていた。
本来は遠距離の敵への攻撃に使用するのを技を近距離で使用しておりそのダメージは想像以上に大きかった。
「これだとこの後は厳しいわね。レイナに任せるしかないわね」
そう言ってナジャの近づき対面する。
ミレイはナジャの肩にレイピアを刺そうとレイピアを引くとナジャは手から水晶のような物体を床に叩きつける!
次の瞬間、ナジャとミレイは爆発により吹き飛ばされていたがミレイはレイナが自分を見ているのを感じ視線のみで合図を送る。
ナジャもマーレが自分を見ているのを気づき声を出そうとしたが度重なる衝撃と爆風で三半規管がやられており上手く声を出せないみ壁際に叩きつけられていた。
壁際に叩きつけられた2人は気を失っておりこれによりクラフトはマーレ、暁の乙女はレイナの一騎討ちとなる。
時間を少し戻すと、
レイナとマーレはナジャとミレイ達の戦いを気にしていたがお互い助けに行くことは出来ないでいた。
(ぬぬぬ、この嬢ちゃんの技は中々だな。俺の槌との相性が最悪だな)
そう思いながら大きく槌を振り下ろすがレイナの双剣がその衝撃を吸収する。
(くっ衝撃が徐々に強くなって来ている……このまま強くなれば受け切れなくなる)
レイナも攻撃を受けながら相手への反撃を行っていたが次第に攻撃が強くなり防御に回ることが多くなり焦っていた。
何故なら魔力には限りがあるからである。
当然レイナが使った剣の舞にも魔力が使われており剣に魔力を纏わせているといっても攻撃を受ければ飛散していくし魔力も徐々に減ってきている。
「魔力切れになる前に決着を付けないと……」
そう思っていたその時ミレイのショックウェーブの声が聞こえ咄嗟に耳を庇った。
次の瞬間にはキーンと高い音が会場に響き渡り発生源の近くにいた観客にも被害がでたようだがレイナは多少耳鳴りがする程度で済んだ。
「あれを使うってことはミレイも相当追い込まれたようね……でもせっかくのチャンスだし私は攻撃をさせてもらうわ」
そう言って駆け出して行ったレイナは片耳を抑えてふらついてるマーレに向かい最大風速を纏わせた剣戟を右肩から抉るように突き刺した。
レイナの剣はマーレの右肩の鉄鋼を吹き飛ばしそのまま貫いたがマーレはそのまま左手で剣を掴み
ミレイに頭突きをした。
その衝撃でレイナは剣から手を離しそうになったがすんでのところで剣を握りしめた。
「俺の頭突きで気絶しないとは大した女だな」
マーレがそう言った時背後から爆発の衝撃を感じレイナとマーレは爆発が合った方を見る。
すると爆風からナジャとミレイが飛び出すのが見えた。
マーレはナジャの方へ駆け出そうと身体を反転したがレイナはマーレに握られた剣から手を離し拳に風を纏わせてマーレの腹へ叩きつけた。
この瞬間クラフトとミレイ&レイナの戦いはミレイ&レイナの暁の乙女の勝利となった。




