訓練③
受付の後ろのスタッフブースに入るとラルグはソウの口から手を話したのでソウはラルグに文句を言う。
「ちょっとラルグさん、俺はまだ誰ともパーティを組むつもりは無いですよ!」
ソウはラルグに少し怒った口調で言うがラルグは少しすまなそうにした後に話し始める。
「すいませんね。どうやらこの前の試験結果でソウさんに興味を持ったパーティが多いようで少し手を打っておかないとと思いまして……もしかしたら策を使ってくるパーティも居たかもしれないので…」
そう言ってラルグは頭を下げる。
その言葉にソウはギルドに入った時から感じていた視線とクローティの呟きを思いだしラルグの言葉が事実だと悟る。
「いえ、こちらこそ強い口調になってすいません。でも本当にパーティを組むつもりは無いんですけどどうしましょう?」
ソウが聞くとラルグは笑みを浮かべて答える。
「なので試合でのパーティ加入を条件にしました。ソウさんの実践での修行にもなりますし相手はソウさんの実力を見て下手なちょっかいが減る。どうです!素晴らしいでしょ」
「つまりは一石二鳥の作戦てことですね。でも俺が負けたらどうなるんですか?」
ソウが不安げに問いかけるがラルグは別の所に食いついてきた。
「ふむ、一石二鳥とはどう言う意味ですか?あまり聞かないですがソウさんの居た村での言葉ですか?」
ソウは一瞬しまったと少し困った顔をしたが答える。
「あぁ、俺の村で1つの石で二羽の鳥を落としたことがあって1つの労力で2個成果をあげることを…ってそうじゃなくて俺が負けたらの話ですよ」
ソウはわざわざ説明しなくても良かったので途中で話を戻したがラルグは涼しい顔で言う。
「私に勝った人がそう簡単に他の者に負けて貰っては困ります。それに私は勝ったパーティに入れるとは言ってません。例えソウさんが負けても私が認めなければいいのです」
「それじゃ暴動が起きますよ……」
「ええ、なので暴動が起きないように全力で戦ってください!」
ラルグはソウにあえてプレッシャーを掛けて楽しんでいるように見えた。
「そう言えば脳き……じゃないブルタリがラルグさんを兄貴と呼んでましたが兄弟なんですか?」
ソウはまた地球の言葉を使いそうになったが何とか途中で止めてラルグの様子を見たが少し怪しんでいたがスルーしてそのまま話してくれた。
「あの兄弟が駆け出しの時に少し面倒を見て上げただけですよ。ブルタリには懐かれましたがクローティには嫌われてしまった感じです」
(クローティは嫌っている感じには見えなかったけどな……どちらかと言うと尊敬してる感じに見えたけどな)
ソウは感じたことを伝えようか迷ったが確証は無いので黙っていたがラルグの言った言葉の意味を理解して驚いた。
「えー!あの2人兄弟なんですか?全然似てなかったのに!?」
その言葉にラルグは笑いながら答える。
「私も初めて聞いた時は驚きましたが戦って見ればあの2人が兄弟というのも嫌でも感じますよ」
そう言うとラルグはスタッフ用の入口から会場に向かい歩いてく。
ソウはラルグの回答に疑問を持ったがその後ろをついて行く。
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