訓練②
ラルグの一言によりブルタリとクローティの言い争いを止めてラルグを見る。
「今日こそクローティをぶっ飛ばすんでラルグの兄貴止めないでくれよ!」
ラルグにそう言うのは舌戦では負かされそうになっていたブルタリ。
一方クローティはラルグの方を見ると会釈してから一歩下がって見ている。
ラルグはため息を吐いてからブルタリに問いかける。
「そもそもあなた達は何で争っていたんですか?」
「それはクローティが俺をバカと言ったからだよ」
「ではなぜバカと言われたのです?」
「それは…えっと…なんでだ?」
「私が知るはずないでしょう…クローティ説明をお願いします」
ソウはやり取りを見てブルタリは脳筋の部類だと確信する。
「最初はそこにいるソウさんの勧誘に来たのですが…そのバカが何も考えずに彼に話しかけたので自己紹介の時にバカと呼びました。」
クローティはそう説明したあとに小声で呟いた
「色々と情報収集してから策を練ろうとしていたのに台無しにして…」
クローティの呟きは普通なら聞き取れないような小声だったがソウの聴覚はそれを聞き取った。
(こっちは腹黒タイプか…そう考えると最初の脳筋タイプはいい仕事をしてくれたな…)
ラルグは話を聞いてブルタリの方を見て少し考えてやがて悪い笑みを向けた。
『ソウ、あいつ絶対悪いこと考えてるわ!私にはわるわ!』
『安心しろルビー、俺にもわかったから!今日は帰って図書館の本を読もう』
そうルビーと意志疎通をして踵を返してギルドを後にしようとしたがラルグに肩を掴まれる。
「おや、何処に行こうとしてるんですか?」
そう言って微笑むラルグの顔はやはり怖かった。
「話は大体わかりました。つまりはソウさんとパーティを組みたいと言うことですね」
「そうだぜ!ラルグの兄貴からも何とか言ってくれよ!」
「そうですね。これからソウさんも冒険者として活躍していって貰う為に仲間が必要かもしれませんね」
「そうだろ!ラルグの兄貴、流石話がわかる!」
「で、す、が、私に勝ったソウさんの才能を腐らせたくはないのでソウさんと戦って私が認めたパーティに入れることにします」
この発言にはソウも黙っていられずラルグに向かって異議ありと叫びたくなったがラルグに口を押さえられて喋れなかった。
「ちょっ…ふが、ふが…」
「ふむふむ、ソウさんもそうだけにそう思いますか!ではソウさんをパーティに入れたい所は30分後に試験会場に集合です」
そう言うとラルグはソウを受付ほ後ろに引っぱって行く。
その途中で先程の発言を聞いた周りの冒険者達の中でソウの実力に気付いていなかったパーティからも参加者表明する者が出てくる。
「ラルグに勝ったって噂は本当にだったのかウチのパーティにいれてコキ使ってやろう」
「いやアイツはウチで面倒見てやる」など何とも上から目線の言葉を投げてくるパーティもあった。
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