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なぜか俺だけモテない異世界転生記。  作者: 一ノ瀬 遊
第二部、聖剣編
81/205

81、会議。そしてうごめく夜。




「これから会議を始める。

アルト。洗脳を解くための魔法を覚えた?」


「うん。何とかね...。リアの補助があればかなり強力な洗脳も解けると思う。」


さすがは賢者だ。頼もしい...。


「それで僕はどうすれば...。」


「俺がヘンリーを倒すから洗脳の魔法を使って解いて欲しい。

ヘンリーの声を一度も聞いてない所を見ると、かなり深いとこまで洗脳されてると思う。」


「そっか...。」


まぁ...。

アルトはあんまり乗り気では無さそうだが、散々嫌がらせやイジメ見たいな事をされてきたから、その反応は普通だと思う。

でも、俺からしたら血が半分しか繋がってなくても家族だから助けてあげて欲しい...

これはただの俺のエゴだ...。


「そして、いつカマエルが襲ってくるか分からないからボロック!皆を守ってくれないか?」


「私は構わないが、コウは大丈夫なのか?」


「俺は大丈夫!なんとかする!

それで作戦なんだけど、俺の試合が始まったら警戒をしてくれ。

魔法防御の結界を張って観客席の前の方で待機してて欲しい。

カマエルは試合中に何かを仕掛けてくると思うから。」


「それは良いけど!何でそう思うのよ!?」


とリアは不思議そうな顔で聞いてくる。


「観客が居るだろ?その観客達が全員人質になる可能性もあるんだ...。

カマエルはかなり性格が悪い。

何が起こるか分からないからこそできる範囲の想定と対策をしていかなきゃダメなんだ...。」


「なるほどね...。もし闘技場のギャラリー全体なんて私達でもカバー出来ないかもしれないわよ!」


確かに...

数万人の観客だもんな...。

かなり厳しい...。


「カマエルが出てきたら俺が相手をする。

だからアルト。ヘンリーの事を頼む。」


「う、うん...。」


アルトから生返事が返ってきた。

かなり葛藤しているんだろうな...。

でも、アルトは優しい奴だ。

大丈夫!


「そして、皆。アルトを守ってくれ!」


「わかった」


こんな感じで会議はお開きになった。

俺は部屋に帰り明日の事を考えた。


カマエル...。

来るなら来い...。誰も傷つけさせないからな...。





一方、とある場所では....


「遅いですよ...カマエル。」


「も、申し訳ありません。明日来ると思っていましたので...。」


「そう言う所が任務の失敗を生んだりするんですよ...。」


「ははぁ...。」


クソが...。

来るなら前もって言っとけよ...。

序列1位かなんか分からねえけど偉そうにしやがって...。

任務が終わったらお前を引きずり落としてやる...。


「....それで、どうでした?コウ・タカサキは?」


「どう...とは?」


「強いですか?あの方の器になりそうですか?」


「今の所は驚異にもなりませんね...。

なんだってあんなのが欲しいのですか?」


「それは貴方の知る所ではありません。

我々はあの方の命に従っていれば良いのです。」


「は、はい。」


「とはいえ、私も少し気になりますね...。

明日は私も一目見ておきましょうか...。」


「えっ?わざわざ貴方様が見なくても...。」


「私が居ると何か不都合でも?」


「い、いえ。」


「私もそんなに暇では無いのでほんの一目だけ見て自分の任務に戻りますよ。」


「承知しました...。」


そして、2人は暗闇に消えていくのであった。





また違う場所では...


「とうとう明日だね...。」

「とうとう明日だね...。」


「僕たちの声に気付いてくれるかな?」

「気づいてくれるよ。絶対。」

「可愛がってくれるかな...?」

「大丈夫。絶対可愛がってくれるよ。」

「いっぱい可愛がってもらおうね。」

「うん。いっぱい可愛がってもらおう。」


「アンタたちいい加減寝なさい。」


「お姉ちゃん。」

「お姉ちゃんも明日楽しみでしょ?」


「そうね...。やっと私にふさわしい子になったからね。」


「ずっと待ってたもんね。」

「うん。お姉ちゃんもずっと待ってたもんね。」


「うん、長かった...。それも明日で終わりね。」


「うん。」

「うん。」


「いい子だからもう寝ましょう。明日に備えて。」


「「はぁ~い。お休みなさい。」」


「うん。おやすみ。」



こうして夜が更けていった。

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