表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
なぜか俺だけモテない異世界転生記。  作者: 一ノ瀬 遊
第二部、聖剣編
76/205

76、準々決勝その1



一夜明けて俺はベッドから起きてグッと背伸びをした。

ヴォイスのマッサージのお陰で身体は疲れもなく絶好調になっていた。


「ヴォイス。いつもありがとうな...。」


俺は小声で言ったつもりだったんだが、


「むふふ...。嬉しい。」


ベッドで横になっているヴォイスは笑顔でそう答えた。


「起きてたのか...?」


俺は少し恥ずかしくなって顔を赤らめる。


「恥ずかしがってるマスターも可愛いですね。」


「そんなこと言ってないで準備するぞ。」


「もう...そんなに急がなくてもいいのに...。」


俺達は準備を済ましてアルト達と合流した。

そして、昨日と一緒でアルトとリアは図書館へ、俺とヴォイスとラテはコロシアムに向かった。


「ヴォイス、ラテ!

今日も掛け金は全部俺に賭けておいてくれよ!!」


「当たり前じゃない!!バッチリ稼ぐわよ!」

ラテ...目がお金になってるぞ...


「そうね!マスターは必ず勝ちますから...美味しい料理...」


ヴォイス...お前は食い気かよ!!

まぁいいけど。


「ちゃんと周囲の警戒とリングの警戒もしておいてくれ!!」


「「はぁ~~い!!」」


緩い返事が返ってきた。

本当に大丈夫か...心配になってくる。

俺達は別れて、俺は控え室に向かう。


控え室に入ると昨日より禍々しい気配のヘンリーとカマエルが遠くに座って居た。

俺はボロックの側に行く。


「おはよう。ボロック。」


「コウ...。おはよう...。コウ、何か変じゃないか?」


「ボロックも気付いたか...この禍々しい気配に...

他の選手は洗脳はされてないみたいだ。

だけど油断は禁物だぞ。」


「あぁ。注意して置くよ。コウも気を付けて!」


「あぁ。」


2人はカマエルに注意しつつモニターを眺める。


「さて大会3日目。

本日は準々決勝と準決勝を開催します。

残りの選手は8名、誰が決勝のコマに進むのか!!非常に楽しみであります。」


オォォ~~!!!

相変わらず会場の熱気がスゴい。

実力者だらけだから楽しみになるのは当然か...


「さて、本日準々決勝第1試合のオッズを発表します。

東洋の流浪人ムサシ・コジロウ選手2、2倍!

対するBランク冒険者コウ・タカサキ選手15倍!!

オッズに差が出てしまいましたね。

昨日の試合内容でしょうか!

試合開始まで残り10分。

賭けるならお早めにお願いします。」


15倍ってヤバくない?


(マスター!!スゴいですよ!!この試合でかなりの大金持ちになっちゃいます!頑張ってください!!)


あぁ...

ヴォイスが喜んでくれて何よりだ。

なんとも緊張感なく俺は闘技場に進んでいった。


遅れて、ムサシも入ってきた。対峙するとわかる。彼は達人だ。

レベルでは俺の方が全然上、だけどもムサシの持つオーラが物語ってる。


「それでは準々決勝第1試合始め!!」


カーン!!


試合が始まった。

俺より先に動いたのはムサシだった。


「朧月。」

彼はそう言うと辺りに薄い霧が発生する。

と思った瞬間。

ムサシが分身した。一人...また一人...。

合計10人。

俺は目を瞑り集中する。

本物は1体。残りの9体は幻。

ムサシの気配を探るが感知しづらい。

この薄い霧のせいか...

俺は二本の剣を霧を飛ばすように力一杯振った。

その剣圧で竜巻を出して霧を飛ばす。

幻影も全て消し飛びムサシ本体が現れてそこに剣を振るが感触がない。


すると、俺の後ろから気配がした。

「もらった。朧2段斬り。」


俺はとっさに剣を縦に構えて防御体勢をとる。

...が一段目の剣撃が俺の剣をすり抜ける。

そして、二段目の剣撃がもろに脇腹に入った。


ズシャッッ!!


斬られた傷口から鮮血が激しく宙に舞う。


「ちぃぃ。厄介な技を出しやがって...。ヒール。」

俺は即座に回復をする。

今度は俺の番だ。

俺は心を落ち着かせた。

川の流れのように自然にムサシに近づいていく。

これは師匠との修行で覚えた技だ。


ムサシは俺に剣撃を振るうが俺は川の流れのように全ての剣撃を受け流していった。

そして、ムサシが出した一瞬の隙を逃さずに、


「剣聖。一の剣。波紋水明。」


俺は剣を鞘に入れて、ムサシの腕を



トン...。


と叩いた。


ムサシは何事もなくキョトンとしている。が...

次の瞬間すさまじい衝撃が次々とムサシを襲う。


波紋水明(はもんすいめい)

静かな水面に波紋が広がるように徐々に威力が膨らんでいく剣技。


本当は剣を鞘にしまわないで行うのだがそんな事をすれば殺してしまうと思ったのでかなり加減して攻撃をしたのだった。


その衝撃でムサシは場外まで吹っ飛んでいった。

そして、腕の骨はぐちゃぐちゃになっていたのだった。


「勝者!!コウ・タカサキ!!

救護班は直ちに来てください。次の試合まで20分休憩とします。」


自分でやった事だがムサシは大丈夫だろうか?

そんな心配をよそに場内は俺が勝つとは思ってなかったらしく、ブーイングの嵐だった。


なんなんだコイツらは...

苦戦すれば文句。勝てば文句。

だからギャンブルする奴は嫌いだ。


そんなこと思っているコウだが彼も前世ではギャンブルで狂ってた所もあったので本当は何も言えないのである。



更新速度が遅くてすいません( ノД`)…


下にある☆☆☆☆☆から、


作品への評価をお願いします。


『おもしろかった』『続きが気になる』と


思った方は星5をお願いします。( ≧∀≦)



『つまらなかった』『もう読まない』と

思った方は星1をお願いします。m(_ _)m


評価して頂くと制作意欲に火がつきます( `Д´)/


このページの上下にある『ブックマークを追加』から行えます。


どうぞよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ