表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/31

やっぱりこの世界は愛と筋肉でできてるんだわ

「おにいちゃぁぁぁん!」

「シャローラ!!」


――ガシッ!!


「おにちゃん! 無事でよかったよぉ! ほんと心配したんだから! ふええええん!」

「シャローラ、泣くな。……そして、一つ謝んなくちゃいけないんだ」

「ふえ?」

「シャローラのお母さんの畑……。キラーボアに踏みにじられてしまったんだ。だから……。これしか花が残ってなかった」


――サッ。


「ごめんな」


――ブルブル


「ううん。いいの。また新しいお花を育てればいいから。それに……」

「それに?」

「これはおにいちゃんにあげるために育ててたの! だから一本でも残ってて嬉しいの!」

「シャローラ!」

「おにいちゃん!」


――チュッ!


「これからは俺がシャローラを守る! だから一緒に畑をたがやそう!」

「うん! おにいちゃん!」


(だあああああ! シャローラちゃん、よかったわねぇ! 

 二人が互いを想う気持ちが奇跡を起こしたってことね。

 やっぱりこの世界は愛と筋肉でできてるんだわ!

 

 ……でも、あれよね。

 幼女のシャローラちゃんと少年のマーティスくんが結ばれたのに、美女の私とおっさんのマルコがまだ結ばれないなんて、どう考えてもおかしいわよね。

 

 この差はなんなんだろう……。

 ……はっ! そうか! そういうことかぁぁ!!

 

 以下、妄想。

 

『待ちなさい! イノシシども!! そこはマルコの大切な武器工房よ! 踏みにじることは私が許さないんだから!』

『エルミリー! こっちへくるな! 危険すぎる!!』

『いえ、マルコ。私はあなたの大切なものを守りたいの!』

『グルル!!』

『あ、イノシシめ! マルコの工房を壊したな! もう許さない!! マルコ! 背中を貸して!』

『おうよ!』


――すりすり


『きたああああ!! 今、私はスーパーエルミリーに変化した! うりゃああああ!!』


――ドカーーーン!


『ギャオオ!!』

『アイル・ビー・バック』


――タタタッ。ガシッ!


『ほえ? マルコ!?』

『大丈夫か? けがはないか?』

『私は大丈夫……。でもマルコの大切な武器工房が……』

『武器工房なんてもう一度建てなおせばいいんだ。俺の愛する人が傷ついたら、取り返しがつかないからな』

『え? マルコ……。それって……』


――サッ。


『こいつだけはどうしても手渡したくてな。工房から取ってきたんだ』

『これは……。指輪……』

『わりいなぁ。武器じゃなくてよ。でも俺の気持ちなんだ。受け取ってくれるかい?』

『マルコ!』

『エルミリー!!』


 妄想、終わり。

 

 にゃふふふふ!! マルコ! それは武器よ。愛の武器なのよぉぉ!

 よぉし! これだ!

 そうと決まれば、まずはあれね!

 

 マルコの武器工房を作らなきゃ!!)



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ