イノチのバトン
死にたいほどの恥が無数に存在する
それにしちゃあ、生きる意味が少なすぎないか?
神様は何を考えてたんだ?
それとも意図していたのだろうか?
「キミにもこのイノチをあげるよ」
これで買えるモノってなんだ
こんなの買う人もいるもんだ
何千年も前の「貴方」から引き継いだ
次は誰にタッチ?「彼方」まで進めば出会えるか?
「イノチはバトンだ」
それじゃあ、僕はゴールテープ切れないな
ただの中継ぎ、次の誰かの時間稼ぎ
まあ、確かにアイツの方がいいに決まってる
彼に託した諸々
「ちゃんとゴールしろよ」
そんな言葉を渡して、僕は消えていくよ
前世の前世の前世の…僕らのために走ってくれ
本当に沢山の人が渡してきたモノなんだよ
君も手汗で濡らしてくれ
ストライカーだけがサッカー選手じゃないだろう
役割は誰しも与えられてしまっているから…
寂しくて、死にそうだけど、なかなか死ねない夜
逃げてしまってもいいよ
逃げていいけど、
君は一人だけど、独りなんかじゃない
仲間もチームも誰もいないとしても
先代の僕等が、見えないけど、いるから…