エリザベス イプシロン・エリダ二bへ
時田はエリザベス号に乗り込み、部屋で三月、竹田と話をしていると、正社員の藤田が点呼に来た。点呼を終え、しばらくすると艦内放送が流れた。
艦長・ペリー「エリザベス、ハッシン!!ハイ、ゴレンゾクワープ!!」
ユキナ「艦長、まだワープ航路が検索されていません。」
艦長・ペリー「コノバカオンナ!!イイカゲンニシゴトヲオボエロ!!オレハオマエニ1カラ1000マデオシエナキャイケナイノカ?アア?」
ユキナ「艦長、まだコンピューターがワープ航路を検索できてないんてす。」
艦長・未来「ダマレ!!オマエガハッシンスルマエニ、ワープコウロヲケンサクシテイレバスムコトナンダ!!オマエガワルインダ、コノブタオンナ!!」
ユキナ「しかし、艦長・・・・。」
艦内放送はここで切れた。
三月「林さん、大変だな。」
竹田「いえる、毎回よく耐えれるもんだな。」
今日は、チョコレート作りは中止で、時田達派遣は休みだった。8隻のエリザベス号は、5連続ワープでイプシロン・エリダ二bという地球によく似た惑星の近くまで来ていた。
時田「他のエリザベス号も、パワーアップしたみたいだな。」
今度は、エリザベス号の近くを通った、ピラミッドのような形をしたUFOから、艦内放送が流れた。
「派遣社員を今すぐ全員正社員にしろ!!エリザベス号の派遣社員の諸君、君達は正社員にはなれない。1年後にやっと契約社員になれ、そこからさらに、7~8年かかってやっと、しかも運が良ければ正社員になれるのだ、運が良ければだ!!だからまず、正社員になれるとは思わないことだ。」
時田「正社員になれるなんて、誰も思ってないと思うんだけ
ど。」
三月「そうそう、仕事がないからエリザベスに乗ってるだけなの
に。」
時田達がぼやいていると、エリザベス号側のペリーとユキナの声も、聴こえて来た。
艦長・ペリー「ウルサイエイリアンウヨクメ!!エリザベス・スクリュータックルダ!!」
時田「なんだよ、スクリュー・タックルって。」
ユキナ「艦長、普通のエリザベス・タックルでよくないですか?右翼てすよ。」
ペリー「ダマレ、コノブタオンナ!!エリザベス・スクリュー・タックルノジッケンダ!!ハイ、タックル!!」
エイリアン右翼「うわああああ!!」
時田達のチョコレート製造現場も、少し荒く揺れた。
時田「オエッ船酔いする!!」
エリザベスは、左回りに回転しながら、エイリアン右翼のUFOに体当たりした。
製造現場にいる多くの人達が、気分が少し悪くなった。
艦長・ペリー「ハハハハッミタカ、コノイリョク、オレノエリザベスハウチュウイチツヨイ、オレハカミダ!!イマノハカミノサバキダ!!」
時田「この人、いっちゃってるよ。」
8隻のエリザベス号は、惑星イプシロン・エリダニbに着いた。そのうちのペリーのエリザベスと、もう1隻のチョコレートを製造するエリザベスは、平凡な荒れ果てた高原の上で定着した。時田達派遣社員が集められ、高原に向かってチョコレートを放り投げるように言われた。
時田「ここに、ここの星の住人がチョコを取りに来るのか?」
エリザベス号の艦底が開き、時田達派遣社員は、チョコレートを高原に向かって放り投げた。チョコレートが高原に落ちると、地面にひび割れができ、大地がチョコレートを呑み込み始めた。
時田「この星が生き物なのか?」
時田達は、かなりの量のチョコレートを放り投げ、自分の部屋に戻った。
三月「高原に落ちて、喰われた派遣社員が何人かいるらしい。」
時田「まじで?そんな死に方いやだなあ。」
竹田「よくこんな星と取引できるなあ。」
三月「この星、喋るらしい。派遣社員を喰ったとき、謝ったらしいよ。で、大量の金やダイヤを大地が吐き出したんだと。」
惑星イプシロン・エリダニb「エリザベス号の諸君、いつも、おいしいチョコをありがとう。」




