恋愛感情
次の日の昼休み。
私は図書室に向かう途中、ある人を見かけた。
「あれは・・・如月先輩? 誰かと話してる・・・」
如月先輩とお話しているのは2年生の女性だった。私は勇気を出して話しかけることにした。
「あの・・・如月先輩!」
「あ、宮里さん。どうしたんですか?」
「偶然見かけたので、声をかけようと思って」
「あれ~? 凛人の知り合い? 珍しいじゃん!」
隣にいる女性が如月先輩に言った。
「あの如月先輩、この方は? もしかして・・・か、彼女さんとか・・・?」
その女性は、びっくりした後、笑った。
「あははっ!! あなた~冗談きついよ~!! 私はコイツの幼馴染! てゆーか、あなたこそ何者?」
「花世、この人は1年の宮里明日さんだよ。花世も、ちゃんと自己紹介して」
私が自己紹介しようと思うと、如月先輩が先に私のことを紹介してくれた。
「私は2年の咲良花世! ちょっとあとで聞きたいことがあるんだけど、いい?」
「へっ? いいですけど・・・」
「じゃあ決まり! 放課後、中庭で待ってる!」
「分かりました」
私は咲良先輩と約束を交わした後、教室へ戻った。
そして放課後。
私は咲良先輩の言っていた通り、中庭へ向かった。中庭に着くと、まだ咲良先輩の姿はなかった。しばらくすると、咲良先輩が来た。
「ごめーん!! 待った? 待ったよねー?」
「いえ、大丈夫です。それで、言っていた聞きたいことっていうのは・・・」
「あー、それねー! まず、2人の関係は?」
「私が、如月先輩の小説を読んで、とても素敵だと思ったので、どうやってあんな小説を書くのか是非お話を聞きたくて。まだ、お話は聞いてないんですけど・・・。まぁ、今は知り合いみたいな関係です」
「そうだったんだ~! あと、明日ちゃんは凛人の事、どう思ってるの?」
「ど、どう思ってるって・・・。尊敬してますよ。同じ小説を書く仲間として」
「んー、そーゆーのじゃなくて、好きとか嫌いとか!」
「ふぇえ!? そんな感情ないですよ!!」
「えー? そうなの~? 好きだったら応援してあげようと思ったのにー?」
「そんな、いいです!! もう、私帰りますね!!!」
「可愛いなー! 明日ちゃんは! 今日は色々話してくれてありがとう! これからもよろしく!!」
「はい、これからもよろしくお願いします。それでは」
私は、動揺を隠せないまま学校を出た。
私は家で晩ごはんを食べた後、お母さんに如月先輩の話をした。
「聞いてお母さん。学校にとっても小説を書くのが上手な人がいるの!」
「あら~、明日から学校の話を出すなんて珍しいじゃな~い。どうしたの~?」
「最近、その人とおしゃべりしたりしてるの!」
「その人は女の子なの~?」
「ううん、男の人だよ」
「あら~! ほんとに珍しいわね~。明日が男の子と~?」
「話しやすい人なんだよ! しかもその人、すっっごく小説の構成も上手でね!」
「ねぇ・・・明日」
「・・・? どうしたの? お母さん?」
「明日、その人の事好きなのね~!!!」
「ふぇ!? お、お母さん!? 何言ってるの!?」
「そっか~、明日もついに恋か~。すっかり色気づいちゃって~」
「ちょ!? ち、ちがう!!」
「私、明日の恋応援するわ~! ふれっ、ふれっ、あすひ~!」
「やめてよ! お母さん!! 恥ずかしいよ~!!!」
「明日は可愛いわね~。それじゃあ私、お風呂入ってくるわ~」
「逃げないでよ~! もう、お母さんったらー」
私は、顔を真っ赤にしながら自分の部屋に行った。
「恋か・・・」
そう言って、私は布団にもぐった。




