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詩集<君に届け!>

スイートホーム

作者: papiko

月を見上げる

いつかこの体が朽ちたら

魂はあそこに帰るような気がした


死んでしまえば

それでしまいだと

じいさんが言っていた


僕もそう思う

ただ月を見るたびに

心がざわめく


帰りたいと泣く長い髪の女の後姿

月を見上げるたびに思い浮かぶイメージ


こんな感情は誰にでもあるんだろうか

じいさんにもあったんだろうか


しまいだと言っていたけれど

死に際にふっと笑ったのを思い出す


魂があるのか

ないのかわからないけれど


この心が帰りたがっている場所がある

じいさんの心は最後の最期で

その場所がみえたのだろうか


だとしたら

それはきっと幸せなことなのだろう



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― 新着の感想 ―
[良い点] 魂の帰り着く場所、おじいさんには見えたんだと思います。 考えさせられる文章ありがとうございます。
2014/10/14 20:15 退会済み
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