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第一話「賞金稼ぎの町」



第一話

「賞金稼ぎの町」

あの戦争から約45が経過した。

だが未だにその傷跡は、多大な影響を及ぼしている。 千年にも及ぶ戦争で多くの国が崩壊し、現在国として存続しているのはアメリカ・日本・ロシア・中国だけとなり、他の地域では自治政府がその支配を行っている。

しかし、それに伴い、治安の悪化、犯罪者の増加などの問題に悩まされていた自治政府は、自治政府連盟を結成。

新たに“賞金稼ぎ”制度を実施した。

これにより、各自治政府の指定した犯罪者の取締が強化されたのである。

そして、ここはその賞金稼ぎの連盟本部がある町“ニーベルンゲン”。 別名賞金稼ぎの町、その城壁の前に一人の少女が立っていた。

十代前半といった感じで、銀髪の長い髪を後ろで一つにまとめていた。 まだ少し幼さが残るが、無表情な感じが、少女の印象を鋭いものにしていた。

そんな少女、静菜 チェルは賞金稼ぎになろうとこの町に来たのだが…、


チェルはある問題に直面していた。

彼女はじー、と上の方を見上げる。 その視線の先にはインターホンらしき物があり、そこには

「ご用のある方はどうぞ押してください」

と書いてある。

それを押せば中に入れるのだが、彼女には押せない理由があった。

それは…

背が届かないのだ。

どんなに背を伸ばしてもジャンプをしてもどうしても届かない。

そのため彼女はかれこれ一時間この場所で立ち尽くしているのだ。

「はぁ……」

とチェルは深い溜め息を付いた。

このままだと一生中に入れず、賞金稼ぎになれないのではないかという暗い考えが頭をよぎるが、チェルは頭をぶんぶんと振り、暗い考えを吹き飛ばす。

「ここで…、あきらめたらダメ、前向きに考えないと…」

と自分に言い聞かせる様に呟いた。 そして、チェルは城壁に向かっていきなりボツりと呟いた。

「開け…ごま」

シーン…

だが城壁は何の反応も示さない。

「やっぱり、こんなんじゃ開く分けないよね…」

とチェルが苦笑いをした、その時だった。

低い機動音とともに城壁の門が開いた。

「嘘…、開いちゃた」

とチェルが驚いていると、どこからともなく声が聞こえて来た。

《ようこそ!賞金稼ぎの町へ。我々はあなたを歓迎します》

その言葉を聞きチェルは半ばあきれながらも中へと足を踏み入れた。

++++++++

「うわぁ…」

チェルは思わず感嘆の声を漏らす。 整備された道路、区画ごとに整理されてごちゃごちゃとしていない町並み、そして、見上げるのが大変な高層ビル群。

この近代的町並みがチェルにはどれも新鮮に見え、ついつい田舎者なのが丸出しだった。 一通り町の外観を見終わった頃にチェルは当初の目的を思い出す。

(いけない、ついうっかりしてた) そうチェルはここに賞金稼ぎになるためにやって来たのだ。

だが、誰もがそう簡単に賞金稼ぎになれる訳ではない。

ここ、二ーベルンゲにある賞金稼ぎ同盟の本部“ミカエル”で登録と試験を受けなければ、賞金稼ぎとして認められないのだ。

そして、チェルは“ミカエル”への道を地図で確認しながらその場所へと向かったいった

++++++++


「静菜 チェルさんでしたね。書類上は問題ありませんよ。

後は試験のほうだけです」

書類を見終えた女性審査官はチェルにそう言った。

チェルはひとまず胸を撫で下ろす。 だが、まだ本試験の方が残っていた。

チェルはその子とを女性審査官に尋ねた。

「あのー、試験の場所は?」

「あぁ、それならここですよ」

とチェルの質問に女性審査官は一枚の紙を差し出した。

そこには、ニーベルンゲンの町全土の地図が書かれており、ある一点に赤い線が引かれていた。

「喫茶稼ぎ時…、もしかしてここが」

「えぇ、そこが試験会場ですよ」

それを聞き、チェルはガクッとこけそうになる。

「こんな所でですか?」

「ふふっ、そうよ。まぁ行けば解るからとにかく行きなさい」

女性審査官にそう促され、チェルは怪訝な顔をしながらもその場を後にした。

えー、とりあえず書いて見たのですが、なんつーか自分才能ないですね。 まぁ、それでも見てくださった方、誠にありがとう御座います。 第二話でやっともう一人の主人公が出てきますので… では多くの人に読まれることを願いつつ…

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