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プロローグ

一応誰でも見れる表現を使っていますが、多少暴力的且つグロテスクな表現有りです。気分が悪くなったらすいません。


プロローグ

燃えている。全てが燃えている…。町の残骸すら無ければ、人が住んでいた痕跡すら残っていない。

まさに…

虚無

そんな炎だけが揺らめく世界の中に、二つの影があった。

巨大な影と小さな人のような影。

どうやら人のような影は十代後半の少年だった。少年は漆黒のローブを身に纏い、無表情に燃え続ける世界を見続けていた。

「………」

すると、さっきまで微動だにしなかった巨大な影が少年に寄り添うように動いた。

それにより、巨大な影の姿が露になる。

それは全長50mはある機械の龍だった。

機龍は少年の前で立ち止まると、少年はを炎から守るようにその場に座り込んだ。

その行動に今まで無表情だった少年が優しく微笑んだ。

「ありがとう、ファーフニル…」

そして機龍の体を優しく撫でた。だが少年はすぐに元の無表情になり、

その世界から立ち去ろうとした…。その時だった。

ぽつり、ぽつりと雨が降り出し、今まで炎に支配されていた世界をかき消していく…。

「ふっ…」

その中で少年は力無く笑い、ただ立ち尽くしていた。雨は激しく降り続けた。

それはまるで…

少年の心を表す様に…

++++++++

統合歴2010年。人は新たなる種族と交流を果たした。それは“異界”と呼ばれる世界からの住人“精霊”である。

彼らは自分達の世界を失った難民的立場にあり、人類はこれの保護を決定し、両種族間で同盟が結ばれたのだった。

そして精霊たちはその恩返しとして人類にある知識を与えた。

“魔工学”である。

その知識は人類の今での科学を遥かに凌駕する物であり、人類のこれまでの諸問題を解決できる力を秘めていた。

こうして、人類は繁栄を極めるはずだった。

そう…、あの悲劇が起きるまでは。 “それ”は突然降って来た。

アメリカ・ニューヨークに隕石が落下、その中から地球外生命体が一体出現し、その地球外生命体“エンド”は、全人類に宣戦布告、全面戦争に陥った。

この戦争は千年も続いた…。

エンドは自分以外は守人と呼ばれる三人の人工精霊しかいないにもかかわらず、人類は勝利する事ができなかった。

しかし、戦争は意外な形で幕を閉じる。

いきなり現れた五人の戦士により、戦局は一変し、エンドは倒された。 のちに破壊神対人戦争または千年戦争とと呼ばれる戦いは、死者31億人、世界の3大陸消失という傷跡を残しつつ、集結した。

それから約45年が過ぎた。


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