1/8
導入
あまり、大仰なものを期待しないでほしい
さて、君はここに何の目的で来たのかな?
ここには、なにもないよ?
唯一、できるとしたら私の考えたゲームをしてもらうこと。
話は変わるが、君はミステリが好きかな?
ミステリにタブーと言えば、ネタばれだと思うが君の考えは、どうだろう?
特に叙述トリックモノのミステリでは、トリックが叙述トリックだとネタばれされたときなんて、面白さが半減すると思わないかな?
特に古典ミステリの名作と言われる作品は、読まれる前からすでにその内容を知られると言うデメリットがある。それは幸か不幸か、私には決めかねるがそれでも、名作と言うのはいいものだね。
関係のない話は、どうでもいいか。
では、ゲームのルールを説明しよう。
ルールは簡単、私の出す問題に君が答える。
ただし、私の問題はかなりやっかいだよ。
君を騙すための問題だからね。そうだね、作者が読者に仕掛ける叙述トリックのようなものだ。
では、また君がここに来たときにでも、その問題を出すことにしよう。
次回をご期待