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ぼくたちの思い出  作者: シドウ
1/6

1話 友達が欲しい

 

 友達が欲しい‼


 友達を持っていない人ならこの気持ち、すごくわかるのではないだろうか?

 今まで一度も友達なんてできたことがない。

 だから、友達を作るために色々なことをした。

 そもそも会話がまともにできなかったので、いっぱいライトノベルを読んだり、感想文を書いたりして、自分なりに会話力が身につくよう頑張った。

 そのおかげで『これなら誰とでも話せるかも?』と高校二年になる直前の春休みにふと思ったぼくは、その日から公園にいる人に話しかけて、会話の練習をし続けた。

 といっても相手はおじいちゃん、おばあちゃんなんだけどね。

 でも、最長で二時間も会話を続けることができた。

 だから、高校二年になれば、みんなと話せてすぐに友達ができると思っていたんだけど…………

 いざ学校で会話を試みると、高校一年の時のように「あ、あのー」とか「え、あ、うん」とどもってしまい、練習の成果を発揮できず、以前のぼくに戻ってしまうんだ。

 それで気まずい空気になって、クラスメイトとは疎遠になり、結局、友達ができなかった。

 せっかく、あんなにも頑張ったのに!

 周りのクラスメイト達がどんどんグループを作っていく中、ぼく一人、休み時間中ずっと本を読んでるか、スマホで動画を観ているだけ……

 めちゃくちゃ寂しかった‼

 このまま高校二年の生活もずっとぼっちなのか、と絶望的に思われたところ、転機がやってきた。

 まぁ、その代わりに大変な日々を過ごすことになるんだけど……

 で、その転機ってのが――

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