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プロのアングルは通報案件!?

『このお話はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。登場する団体名・人物名はすべて架空の物です。』



こんにちは、或いはこんばんわ?


浅岡みやび、二十歳です!


二十歳って言ったら二十歳なのです、成人なのですよ。


って私のことはどうでもいいですね。


この度、ナビゲータとして、この先のお話を進行させてもらうことになりました。


この物語は、現役カメラマンである作者が体験した出来事、見聞きした出来事などを書き連ねていく、といった、ただそれだけのつまらないお話です。


だから興味のない方はどうぞ今のうちにお引き取り下さ……いっっ……いたた。なんでたらいが落ちてくるのよっ!


えー、コホン。一応最初に言っておきますが『このお話はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。登場する団体名・人物名はすべて架空の物です。』だそうです。


ところで、皆さんはカメラマンという職業のことはどれぐらいご存じでしょうか?


新聞記者と一緒にパシャパシャストロボ光らせてるのもカメラマンですし、テレビや映画を撮ってるのもカメラマンと言われてますね。


まぁ、カメラマンがどうこうっていうのはそのうち、機械があれば触れますが、とりあえずここでいうカメラマンは作者の職業でもある静止画……つまりスチールカメラマンだと思ってくださいね。


まぁ、スチールカメラマンて言っても、また色々あるんだなぁ、コレが。


まぁ、とにかく、前置きが長くなってしまったので、そろそろ本題に入りますね。


そうしないと、「仕事しろ」って怒鳴られちゃうから、仕方がないんですよ。


とはいっても、色々ネタが多くて、記念すべき第一話を何にするか、かなり悩んだとのことだそうです。


まぁ、私には関係ないけどね、渡された台本通りに進行するだけですから。



ところで、話はころっと変わりますが、最近のカメラってすごいですよねぇ。スマホ搭載のカメラでもすごく奇麗に撮れるんですよ?


これじゃぁ、私たちカメラマンの存在って、何なの?って思いませんか?


カメラマンあるあるの一つに、「アマチュアのほうがいい機材を揃えてる」っていうのがあるんですよ。


これ本当のことで、この間行ったイベントの撮影の時なんか、隣にいた……んっと、、なんていうか、つまりそういう人が持っていたカメラなんだけどね、「おまっ、それ60万以上する奴じゃん!」「そのレンズ、30万するよねっ!?」って叫びたくなるほどの高級機材がズラリ……ほんと、プロの立場って何だろうね。


そんな今のカメラマン業界、プロとアマの境目が曖昧で、そんな中で「プロとは?」「プロだったら……」というのが結構重要な命題だったりするんですよ。


そんな中で、プロとアマを大きく分けるのが画角……つまり「アングル」ってやつですよ。


とはいっても、溢れかえってるハウトゥー本に「プロのアングル」みたいなキーワードでいろいろ紹介されてるから、これもまた危ういんだけどね。


で、昔からプロが当たり前のように使っているアングルの中で一番簡単で効果が高いものの一つが「ローアングル」


なるべく地面に近いところから見上げるように撮るのがポイントよ。一度そのアングルでカメラを覗いてみるといいわ。世界が変わって見えるからね。


でも、このローアングル、簡単だけど思わぬ落とし穴があるんですよ………今日はそんなお話です。



案件1 イメージカット


「いいかレオ、プロにはプロでしか撮れないアングルを探すのが必要なんだ。」


そう偉そうに言うのは、レオの指導員としてついてきたこの道10年の中堅カメラマン。


「はぁ。」


レオは気の抜けた返事をする。新人にあるまじき態度だが、それも仕方がない。この現場に来るまでの車中での1時間半、先輩の自慢話にずっと付き合わされたのだから。


「例えばだな……この花をどう撮る?」


しかし、先輩カメラマンは、レオのそんな態度を気にも留めずに言いたいことをただ捲くし立てていく。


「えっとこんな感じで……。」


 レオは、撮影した画像を先輩に見せる。そこには光を奇麗に浴びたタンポポが奇麗に映っている。


「ダメだ、それじゃぁただ花を撮っただけじゃないか。」


「えっ、でも花をどう撮るって……。」


「いいか、俺たちの仕事はいい卒業アルバムを創ることだ。だから花一つとっても、ちゃんとイメージが必要なんだ。」


レオの言葉は聞かずに先輩は語りだす。また長くなるのかと、諦めたレオだが、先輩はその場にうつ伏せになり、カメラを地面においてファインダーをのぞき込む。


そして、何かのタイミングを計ってはシャッターを切っていく。


数枚撮影し終えたところで、先輩は立ち上がり、今撮った画像をみせてくれる。


そこには手前にしっかりと陰影の付いたタンポポがあり、その奥にはボケてはいるが、テニスをしていることが分かる生徒の姿が映しこまれている。


「な?生徒が誰だかわからないぐらいボカすことによって、視線はこの手前の花に来る。だけど、全体を見れば部活動のワンシーンというのが一目見てわかるだろ。」


悔しいが、確かに先輩の言う通りで、ちゃんと説得力もある。これで話が長くなければいい先輩なのだが。


「あとは……そうだな、自分の思い描いたタイミングでシャッターを切る、その瞬間が来るまで粘るってことだな。」


先輩はそういって、再び地面に寝転がり、カメラを構える。


ボケ味を生かすために望遠レンズをつけたカメラを構えて、地面にうつ伏せになっている先輩。狙う先はタンポポの群生……だけど、その向こうには()()テニス部員が練習している。


先輩の言いたいことはわかるけど、これってあんまり見た目よろしくないのでは?


ほら、こっちに気づいた生徒が何やらひそひそ話てるし……。


しかし、先輩はそんなことお構いなしにカシャっ、カシャっ!とシャッターを切っていく。


「あの、先輩、向こうから……。」


「なんだ、今いい処なんだ、邪魔しないでくれ。」


「あ、でも……。」


俺は先輩に声をかけるが聞いてくれない。その間にもソレはやってくる……。


「君たち、ここで何してるんだ?」


声をかけてくる人に驚いて、いきなり立ち上がる先輩。


そこには、いかにも体育教師です、といった風貌の厳つい先生の姿が。


「あ、これはですね、その、ローアングルで……低い視点がですね……。」


急に現れた教師に、慌てたのか、しどろもどろに言い訳をする先輩。


ただ、「アルバムに掲載するイメージカットとしてタンポポを撮っていました。」と言えば済むことなのに、なぜあんな慌てた言い訳をするのだろうか?どう見ても怪しいじゃないか。


結局、先輩は「詳しい話を聞こうじゃないか」と、先生に連れていかれた。


レオは「先輩、じゃぁ俺は別のイメージカットを撮影しておきますね」と言ってその場から離れる。


見捨てた、ともいうが、実査愛写真を撮っていたのは先輩であり、レオには関係ないのだ。関係ないのだが……。


「プロって、色々な誤解と戦わなきゃいけないんだな。」


プロの厳しさを知ったレオであった。



案件2 修学旅行


みんなは修学旅行というものを知っているだろうか?当然知っているよな。だけど、その修学旅行にアルバムを作成するカメラマンが同行しているのは知っているだろうか?


後で写真の見本を見て購入しているから、カメラマンがいるのは知っているだろう。だけど、こんなシーン、いつの間に取ったんだろう?このときカメラマンっていたっけ?などと、思ったことはないだろうか?


プロのカメラマンたるもの、大事な思い出のワンシーンのシャッターチャンスを逃してはならない、しかし、彼、彼女らに意識されては自然な笑顔や様子を撮ることはかなわない。


だから、彼、彼女らに気づかれないように、黒子に徹し、自然な雰囲気を切り撮っていくのがプロのカメラマンだと俺は常々思っている。


まぁ、カメラマンが10人いれば10通りの考え方があるだろうから、俺のこの考え方を他人に押し付ける気はないし、他人に色々言われる筋合いもない。俺は俺のポリシーに従って、今ここでこうしてカメラを構えているのだ。


もうすぐ、同行している中学の生徒が、この先から歩いてくる。事前にルートを調べ、先回りしたのだから間違いはない。


俺が狙っているのは、この細道を笑いながら歩く生徒たち。気づかれないようにかなり離れたところから望遠で狙っている。さらには迫力を出すために、カメラは地面スレスレのローアングルポジション。


こちらに向かって歩いてくるのだから、気づかれるだろうが、それまでの間に10カットぐらいはシャッタが切れるはず。

ローアングルで、ずっと伸びていく道路の先に、逆光を浴びた生徒たち。手前と背景は望遠の効果で思いっきりボケるので、人物だけが浮かび上がる。これで笑顔であれば、アルバムのメインは決まったようなものだ。


俺はそんなイメージをしながら、ターゲットがやってくるのを待つ。


しかし、さっきから、近所の人だろうか?関係ない人が通っていく。はっきり言って邪魔だ。


もし、撮影する瞬間、関係のない人物が間に居たら、キレる自信があるぞ。


トントン。


誰かが俺の肩を叩く。……邪魔しないでくれ。


トントン。


もうすぐターゲットが来るんだから邪魔するなよ。


トントン……トントン。


「だから邪魔すんなって!」


俺は起き上がって振り返る。


「君はさっきから何やってるのかね?」


そこには制服をしっかり着て見間違えようのない人物……お巡りさんが立っていた。


「近所の人から怪しい人がいるって通報があったんだけどねぇ。」


お巡りさんは決まりなのか、警察手帳を見せながらそう言う。


「怪しくないって、俺はただここを通る女子中学生を狙って……。」


「……とりあえず、詳しい話を聞こうか?」


そういって俺はパトカーへと連れ込まれる。その間に何があったのだろう?と興味津々な様子でパトカーを横目に見ながら通り過ぎていく生徒たち。


オワタ……いろいろな意味で。



どうでしたか?


ま、よくあるお話ですよね?


連れていかれた人たちがどうなったかは、皆さんのご想像にお任せします……っていうか、たぶん想像通りだと思いますよ?


はっきり言ってこの二つの案件、私だったらあまり問題にされなかったと思うんだけどねぇ、男の人は大変ですねぇ。


と、まぁこんな感じで第一話目は軽いジャブを放っています……と台本に書かれていますが……これ面白いの?


こんなんじゃぁ、第2話目以降もたかが知れて……っとぇ、痛いってばっ!だから何でここにたらいが落ちてくるのよっ!


……コホン。ということで、次回以降もお楽しみに~。


アッ、と忘れるところでした。


『このお話はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。登場する団体名・人物名はすべて架空の物です。』よ。


大事なことだから2回言いました。これ言っておかないと関係各所から色々来るんだって。だったらこんなの書かなきゃいいのにね。


でも、本当にフィクションかどうか……。信じる信じないはあなた次第……ってね。

何度も言います、フィクションですっ!

たとえ、これを読んだあなたにお心当たりがあっても、それはすべて気のせいですっ!



ご意見、ご感想等お待ちしております。

良ければブクマ、評価などしていただければ、モチベに繋がりますのでぜひお願いします。

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