表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/253

4人の絆

華と香菜の尽力で仲直り!


そして次回は……サブライズ計画が明らかに!

 凄い言い合いだったと華は思う……舞の気持ちは察しが付いてた。姫の記憶の話は耳から離れない、両親の記憶がないって……。壮絶な言い合いをコッソリ見届けた華は安堵のため息をつく。華は教室を出たフリをして隣の教室で事の行く末を聞いていた。そして、いつものファミレスに向かう。




「華、結局どうなったの?」


「多分仲直り出来たと思うよ。香菜はいなくて良かったかも、壮絶バトルだったから」


 香菜はファミレスで待っていた。最初に舞が相談したのは香菜だった。香菜は華に相談、そんな2人の協力があって実現した話し合いの場だったのである。


「私居たら泣いちゃうかも……」


「それ確実」


 2人で笑う。華は香菜が2人のことをとても心配してたことを知っている。舞から姫の悪口が送信される度に華に相談してくる。どう対処すればいいかも分からず、電話口でよく泣いていた。香菜はそんな子だ。


「また4人で勉強会とか出来るようになる?」


「出来るとは思うけどさ、香菜、舞も姫もサッカーの日本代表なんだよ? そんなに暇ではないかもね」


「2人とも代表辞めないかな、喧嘩しなくて済むし。卒業してからやればいいのにね」


 香菜はやはり天然で素直。非現実的だが一理ある。4人揃って屋上でお弁当、はきっと実現するだろう。とにかく華はホッとした。





 次の日、舞はソウルへ。姫は午前中登校で午後は代表練習なのでお昼に姫に捕まるなと思ったが……華の予想は大当たりであった。


「華さん、お昼お話しましょ」


 と言うことで昼は舞抜きの3人で屋上へ。




「華ちゃん、香菜ちゃん、本当にありがとうね。2人がいなかったら舞とは絶交だったよ……恐らく」


「お2人には我が学院の栄誉の為、サッカーで頑張っもらわないとなりませんからね! 生徒会としても」


 華は生徒会の役員に抜擢されていた。役員人事は選挙で勝利した生徒会長が任命権を持っていて、会長の独断と偏見で決定されるが、成績優秀な華は以前からマークされていた。


「それ引き受けた!」


 姫が華に笑いかける。華は人と人の絆を感じた、人に対して興味を持ち、人の為に何かをしたことは初めてかも知れない。華は学院に入って良かったと思う。


「えー、華ちゃん、香菜ちゃん、お礼も兼ねてなんだけど、ひとつ提案がありま〜す」


 姫からビックリするような提案が……本当に実現するのだろうか。



△△△△△△△△△△△△△△△



 水曜日、強豪オーストラリアとの親善試合、姫はスタンドで観戦することになった。試合はつまらない展開に終始してスコアレス、試合よりも友人たちとのグループSNSが楽しい。


「伊集院、お前ちゃんと試合観てるのか?」


「すみません、今、舞に試合展開を実況してるところで……サッカーミーティングですよ」


 嘘っぱちである。やり取りの内容は香菜の恋愛について。香菜以外は恋愛にあまり興味ない、華も舞も恋の駆け引きとか分からない。香菜が悩んでいるからみんなで恋愛成就の作戦を立てている。しかしまぁ、香菜の悩みには真摯な2人、だが、トンチンカンな答え……爆笑……おっと。


 試合はそのままスコアレスドロー。こりゃミーティング長そうだ。女子4人で恋バナ、高校生らしくなったものである。



△△△△△△△△△△△△△△△




「おまたせー」


 試合の翌日、午前中に調整をしたあとはリフレッシュを兼ねてオフだ。代表帯同の今週は学校も行かなくていい。武藤さんと北見さんに誘われた。


「後で姫の友達も2人来るのよね? それまで付き合ってね」


 行き先は聞いていない。車の着いた先は〜バッティングセンター? エステとか言ってたけど……。


「よしー、ホームラン競争な。何賭ける?」


「姫もいるんだから現金はなしにしてください、武藤さん」


「私はお金でやりたいですっ! きっと私が勝ちますから!」


 片腹痛い、この姫にバッティングを挑むとは……内心そう思う。この運動能力と前世の記憶で負ける気がしない。結局お金ではなくて、新作化粧品を賭けることに。もちろん、姫の圧勝である〜あー、化粧品いらねー。




「何やってもすげーな、姫は。姫は彼氏とかいるの?」


「いません……学校も女子主体だし、声掛けてくる猿どもには全く興味ないし」


「ふーん、じゃあ気になる女の子は?」


 ごめんなさい、たくさんいます。武藤さん、鋭い。


「お嫁さんにしたい女子が3人います! きっと幸せにします。武藤さんはどうなのですか?」


「武藤さんには聞かないほうがいいよ、姫。得点も多いけど失点も多いから参考にはならん」


 北見さんからフォローが入る。


「で今日来るのは姫のヨメ候補なのね? 楽しみ。もう一人は今日来ないの? 喧嘩とか?」


「実は……ソウルにいます。遠藤舞って名前なんですけどご存知ですか?」


「え? あーあの? U19のボランチだよね。豆タンクみたいな、そうかあの子カトレアだもんな、同級生か」


 武藤さん、知ってるようである。


「じゃあ、遠藤がパパだね(笑)姫は奥様だぁ」


「違います、私が旦那様です! 3人は ワ タ シ の嫁です!」


 アホな会話である……。


 バッティングセンターのあとはエステへ。気持ちいい、癒やされる。施術するのは若いお姉さん、笑顔が絶えない美人さん、でも心なしかボディタッチ多めのような気がする……。





 17時になった。華と香菜が合流。お店は武藤さん行きつけの和食店。実は前世でも接待で利用していたお店である。


「では新たな出逢いと青春に、カンパ~イ」


 武藤さんが音頭を取る。華と香菜には事前に武藤さん、北川さんの攻略法を伝授してある。


「ねね、2人は姫と結婚するの?」


 いきなりの展開、北川ー。


「はい、プロポーズされたら断れません!」


「じゃあ第1婦人は?」


「そりゃ舞ですよ。私と香菜はめかけでいいです。でも香菜はオトコも囲みますから、一番の悪女役ですね」


「私悪役なの? でも姫に抱かれたい……だから悪女でいい」


 意外な香菜の対応に一同フリーズ、そして爆笑。なんなのこの会話、香菜まで……打ち解けた証拠だろう。五人の女子会は門限まで続いた。



 解散後舞に連絡、華や香菜からも連絡受けていた舞、相当羨ましそうである。


 でも舞、あなたが正妻だから! と姫は思う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろう 勝手にランキング cont_access.php?citi_cont_id=674600350&size=200
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ