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最強の傭兵〜VRMMOでも世界最強?〜  作者: ハロウィン
第1階層
10/152

初のダンジョンクリア報酬

なんとか、ダンジョンボスの大蛇を倒した元傭兵の伊黒恭弥だったが、毒に侵され死にそうになっていた。急いで街に戻り、なんとか死なずに済んだ恭弥は、一旦落ち着いてから、ダンジョンのクリア報酬を確認することにした。

「昨日は流石に死ぬかと思ったわ〜」

 大蛇の毒で死にかけた恭弥は、1日経って少し落ち着いた場所で、ダンジョンのクリア報酬を確認していた。


◇◆◇

ダンジョン[大蛇の洞窟]クリア報酬

 5万ジル

 大蛇の黒皮

 黒蛇の短刀〈レアアイテム〉

  STR+20

  スキル 【毒牙】

  30%の確率で相手を毒の状態にする。

  スキルスロット【空欄】

 取得条件

  ボスを単独かつ初回戦闘で撃破する。〈初回限定〉

 黒蛇のピアス〈ユニークアイテム〉

  スキル【召喚】

  MP25使用して、アサシンスネークを召喚できる。

  取得条件

  初期装備に杖を選んだプレイヤーが単独でダンジョン

  を攻略する。〈初回限定〉

◇◆◇


(5万ジルか…ポーションで予想外の出費もあったし普通に嬉しいな。そして、大蛇の黒皮と…黒蛇の短刀か…レアって結構すごいんじゃね?器用貧乏のスキル持ってるから、俺でも使えるしな。もう一つはユニークアイテムか…これもすごいやつかな?あとで、人がいないとこで召喚してみるか…)

と恭弥は広場にある噴水に座って、青いパネルと睨み合っていた。


 レアアイテムは、ある特定の条件を満たしたプレイヤーもしくはレアな素材でオーダーメイドしてもらうと得られるアイテム。ユニークアイテムは、特定の初期装備又は職業を持つプレイヤーが特別な条件を満たした場合にのみ得られるアイテムで、どちらも珍しいことには変わりはない。


 そして、このゲーム「アムシュターク」にはテイマーやサモナーの職業はない。偶然ではあるが、恭弥が初めてモンスターを使役できるプレイヤーになっていたことをまだ知らない恭弥だった。


 報酬の確認が済んだ恭弥は、装備を作ってもらおうと店主アインの小さな鍛冶屋に向かった。


「すいませーん」

 恭弥が店の中に入ると

「おっ、昨日の兄ちゃんじゃねーか。どうした?」 

 今日は、カウンター越しに何か作業していたアインが答えた。


「黒兎の毛皮集めてきました!」

「早いな!?どれどれ…50枚もあれば十分だな。金は用意できてるんだろうな?」

「あっ!まだ、魔石を金に変えてない!」

 気持ちが先走っていたらしい恭弥は、アインに魔石を換金できる所を教えてもらうと慌ただしく、店を出ていった。


 数分後、恭弥は魔石を43万ジルに変えて戻ってきた。


 魔石は大体1万ジルが相場で、ダンジョンで50匹くらいのモンスターを倒していた恭弥は結構稼ぐことができた。ドロップアイテムを一人占めできるとこが、ソロプレイヤーの利点と言えよう。


「黒兎の毛皮50枚と25万ジルでスーツは作れるけど、他にはいいのかよ?武器とかさ…」

「うーん、武器はいいかなぁ…あっ、これで靴とかベルトって作れる??」

 そう言って、恭弥は大蛇の黒皮をアイテムボックスから取り出した。


 まじまじとそのアイテムを見て

「大蛇の洞窟に行って来たのかよ?!お前さん…結構強かったんだな…」

と苦笑いしつつも、恭弥のことを少し見直したアインは

「オッケー!これで靴とベルトは作れるぜ!20万ジルは貰うけどな…笑」

と快く引き受けてくれた。


 明日には完成していると言われた恭弥は、その日はログアウトして、次の日に受け取りに行くことにした。

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