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薬効

(こんな、凶悪なアイテムはショップに売ってるはずがない、これも異能なの......

それに、何故最後ではなく今なの?)


紺6番 「何故今使った?って顔してますね」

「.......」

紺6番「失礼、声すら出せないことを忘れてしまいました。

うちのリーダーは薬効(メディスン·)の増幅(エフェクトアップ)の異能を持ってます。その湿布には元々一般用の痺れ薬が含まれており、それをリーダーが自身の異能で至れる極限まで効果を高めたものです。

非常に使いやすいけど、量産できないのか惜しいです」

「.........」

「異能の強さも関係しますけど、高められた薬は3日以内に使用しないといけません。さらに、一度使用すれば、一定時間経つと効果が完全になくなりますので、最初から使用することができなかったのです。

念のために、これ使う前に少しでも体力削ると薬がより効果を発揮できるわけです。」


頼んでもないのに喋り続ける紺6番をよそに、私はどうしているのかと言うと、なんとか体を動かそうと必死だった。


「しかし、前回にて体力測る為に追いかける時も思いましたが、戦闘強化関係ない異能使いがこれ程まで動けたのは正直驚きました。やはり、育ちの違いですかね。弱点もしっかりとカバーする。

けれど、学園のこのシステムには感謝してます。何せ上層立つ物を覆す可能性を与えてくれましたから。

まあ、どうせ今話した内容をあなたには理解することは無理でしょう」


実際、紺6番の言う通り。何がを長々と語っているのは分かるけど、痺れのせいで内容はほとんど脳内に残らない。だから、思考を全部自分に向けることにした。


(むり、

これいつまで続くの.......

動けないなら買ってきた対策アイテム全部パーではないか)


「もう時間が来たようです。次であなたの敗北決まり、俺たちと同じ位置に落ちるわけですね。

いいや、とても楽しみです。では」


冷ややかな笑みを浮かべながら、紺6番は転移されていった。


(大丈夫大丈夫、

最初の設定で精神操作系の異能と道具を使えないようにしたから.....

だから、例え向こうの人はどんな方法で来ようと最後の人が数値外した瞬間、

私の勝ちになる)


それに体感としては微々たるではあるか、ついさっき服用した体力回復の効果は痺れ薬によって完全に消されたわけではない。


そして、すぐ入れ替わるように最後の挑戦者である紺7番が部屋に着く。私を見つけてはご丁寧に一礼して、発した言葉に思わず脈が一拍漏れる気分を味わった。


「初めまして、ジェネルさん。タイムトラベルを経験したことある?」


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