挑戦側作戦会議
ぬるいぐるみ投げ対戦の結果、時間切れになり、紺1が転移されていった。ピロも終わるまで何もゲットならず、しかしまたこれは1回目ということもあり、めちゃくちゃテンションが高い、くるりんくるりんと飛び回っている。
「ジェネルジェネル、君は天才だよ!こんな面白いゲームがあるなんで聞いたこともないよ!!
ああ~早く続きをしたいなあ」
「焦らないでください、ピロ。たっぷり遊ぶ時間がありますよ」
「ピロ決めた!今日からジェネルはピロの友達だよ、これでいつでも遊べれるね~」
「あら、それはうれしいことですね。ではこれからよろしくお願いしますね」
「わーい、今日はお友達1084331人目が出来た記念日になるよ、またお祝いする日が増えちゃった、エヘ」
(え、これもしかして今までのゲームプレー人数じゃないよね!?
いやいや、さすがにそれは...
ほら、学園の歴史は長いから、ピロと"友達"になる条件は厳しくないし。
そうに決まってる!)
「(小声)びっくりした~」
「うん?さっき何が言ったの、友達1084331」
「ピロ、その呼び方は遠慮させてください。今まで通り名前で読んでくれないかしら?」
「もちろん、いいよ!ジェネル」
ピロに商品番号の様な呼ばれ方は嫌すぎるので、すかさず拒否し元のようにした。
一方、
紺3番「戻ってきた!って、どうしたん?髪ボッサボッサじゃないか!?」
紺2番「見てくれたらわかると思います...」
前回と同じくビデオシェアしようとするか、一つの通知が飛びだす。
“この操作を行うことができません。当事者の許可を得てください”
紺3番「あれもうシェアした?何もないぞ」
紺2番「それか……」
「もしかしてシェアできないの?
つまり向こうは見せたくないというわけね...
一体何が起きったの?」
紺2番「かくかくしかじか」
詳細な説明を受け、個々が違う表情を浮かびながら沈黙がしばらく続く。
紺4番「つまり、箱に閉じ込められぬいぐるみが大量発生し、さらにそれを捕まえようとする機械を躱しながら、あいつを追いかけたわけ?」
紺2番「まとめると、そういうことになります」
紺6番「まとめられでもあんまりピンとこない、これは実際に目にしないと想像しずらい情景だ」
またもや沈黙が訪れ。その時、ずっと端に座っていた紺7番君が立ち上り発言する。
紺7番「そこで悩む必要はありません、どんな情景でもあなた達の役割さえ十分に果たせれば。後は俺に任せれば終わりです、その為にわざわざ俺と組んだでしょう」
紺5番「お前状況分かってるの、相手に触れなきゃ意味ねえじゃん」
「言い合いはなし!その為に、私が事前にアイテムを用意したでしょう。でも近づけれないのは確かに厄介ね……
そうだ、いい考えが思いついた!皆耳を貸して」




