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レッドリスト

読者の皆様

一週間以上投稿できず本当にごめんなさい!

まさかこんな長時間パソコンが傍にいないと予想しませんでした。

正直今も傍にない…


だから、更新の不安定さはまた続きます。

どうかご容赦ください!

2か月が過ぎ

いろいろ進んでいるけど、重要なところ進度が足りない。特に極先生の助手の件については始まりの土俵にすら立っていない。何故なら私に挑戦を挑む生徒がいないからだ。しかし、各クラスのメンツに少しずつ入れ替わりが起きている。

挑戦のシステムを研究すれば全体的に白制服の生徒(白)に有利である、挑戦内容と一定数の挑戦を受けたあと拒否権も行使することができる。その劣勢に紺制服の生徒(紺)が取っている作戦は実に単純かつ有効なものであった、それは“数攻め”だ。特定の生徒を狙い、拒否権を行使するまで挑み続ければ、異能情報はいやでもばれる。それを元に専用の策を練り上げ負わす。だから、それを実行するために紺の中でグループ分けが自然とできている。

だが、白の数には限りがある、つまりグループ内全員が白を着れるとは限らない。だから、まずリーダー格になる人を優先的に白制服を着させることになる。残りのメンバーもメリットなしでただ働きするはずもなく、そこで各グループごと内に協定が結ばれている。絶対入ってる条件の一つはミッション共有。学園のミッションはランク高いほど前提条件が厳しくなる、ここで白の優遇が現れる。例えば、白しか取れないミッションもしくはグループ内で白の生徒が必ず一人がいるミッションとか。そういうミッションに限ってポイント報酬が同じランクのに比べ高い。しかし、新入生の白と紺の間ではすでに協力しあえる雰囲気ではなくなっている。いや、最初からほぼ無いといってもいいかなあ。ならば、白の人を自分側の人にすればミッションを引き受けるために奔走する必要がない。

次に、やはり戦闘向きの異能保有者への挑戦が後を絶たない。挑戦内容は確かに白側が決めるが、自分の異能と関係ある内容しか認められない。戦闘系の異能であれば内容が戦いになる確率が非常に高い、しかしそれ以外の異能になると、挑戦内容の予測はしにくい、よほど相性が悪くない限りほぼ相手のフィールド勝ちになる。

そこで、私の場合に当てはまると、まずジェネルの異能は浄化系、もし挑戦内容を浄化数もしくは浄化完成時間にすれば私の知る限り同学年でヒロイン以外勝ち目がない。でも、私とヒロインが制服の点に関して争う必要がない。だから、特に理由がない限り、私をターゲットにしても時間の浪費でしかない。

もう一つ、学園では姓の持つ力が生徒に影響与えないように紹介する際名乗らないようにしていたけど。でも、生徒の中たとえ苗字を名乗らなくても国にいる頃は既に知れ渡っている人もいる。ゲームキャラとかゲームキャラとか…そういう生徒も決まって白制服を身に着けている。

学園にいられる時間はわずか数年、多くの人は卒業後自分の国に戻る。そして、学園で表立て効かない姓も外では多大な影響力を及ぼす。もしもの場合、そういう生徒に勝ってしまうもしくは機嫌を損なうことになれば自分の将来に限らず家族にも被害が及ぶ可能性が出てくる。だから、紺の生徒は事前に挑戦してはいけない生徒をまとめた「レッドリスト」が広まっていた。

お分かりのように、ジェネルの名前も当然載っていた。でもそれはジェネルの身分と関係なかった。ジェネルの国の高位貴族の間では少子化の問題が目立っていた、原因を挙げればきりがないので割愛する。だから、貴族の子女が一旦異能が目覚めれば成人するまで公に姿を現すことがほとんどなくなる、お茶会への参加も同じく。そのため、訓練を共にしたことがある子以外ジェネルを認識できる人は少ない。さらに、今年の新入生ではその条件に該当する人がいないため。ジェネルは侯爵家の娘であるこは新入生の間では誰も知らないはず。だから、いつ挑戦されてもおかしくない状況にいるにもかかわらず、何故かレッドリストに載ってしまった。

何日探った結果、シャルルに辿り着いた。シャルルは第三王女にして国王の唯一の愛娘であるため、式典や宴の席で国民にその顔が知れ渡っている、同時に難儀な性格の持ち主であることも伝わっていた。もう触らぬ神みたいなような感じて即レッドリストに載っていた。よく一緒に行動して親しげにしていた私もシャルルの子分だと認識されて、シャルルの機嫌を損なわぬよう私も載せされたわけだ。


(困ったなあ…)


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