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幼馴染到来

ちょっとこれからしばらくパソコンがそばにいないため、投稿を1週間くらい休ませていただきます。

その間、しっかり内容を考えてきます。

よろしくお願いいたします

扉付近から一人の男子生徒が歩み寄り、ヒロインも声の方に頭を振り向く。


「ロアム、どうしてここに?あ、ごめん!今日お昼用事あること言うの忘れてた」

「そうだと思った、授業終わってみれば、どこにも姿がいないから心配したんだぞ」

「本当にごめん、もういろいろタイミング逃さないように集中してたから」

「どんな用事だよ、そちらの方は?」


事前に連絡忘れたヒロインは男子生徒に必死に謝っている、その様子に少しあきれる男子生徒。そしてやっと私の存在に気付いたのかヒロインに問いかける。


「こちらはジェネルさん。ほら、前話してた私を助けてくれた人だよ。今日はジェネルさんにお礼言うためにカフェまで来たんだ」

「初めまして、ロアムといいます。以後お見知りおきを」

「こちらこそ、ジェネルです。よろしくお願いします」


この男子生徒こそヒロインの幼馴染、“ロアム・ジグフリート”だ。攻略対象の中で一番身長が低く、中性的な顔たちをしている。銀色のくるんくるんヘアで星が宿したように輝くグレーの瞳。白い肌に程よいレースが拵えているシャツと制服がさらに華奢なイメージを抱かせる。


悪友の超お気に入りで“天使”と連呼していた。


“今日もロアム君が天使過ぎてつらい、お姉ちゃんって呼ばれたい!そして、超甘えられたい。あの少しすねるような口調もまたギャップ萌え、ヒロインが妬ましい、私と変われ。なんで画面を突き破り天使の元へいけないのだ!これが天から私に与えられた試練なのか…屈しない、私は決して屈しないぞ!!!”


と雄叫びをちょくちょくしていたね。


「ジェネルさん、アイネを助けて頂き誠にありがとうございます。昔から目を離すとすぐトラブルに突進していく人です」

「ロアム、ちょっと。そんなことここで暴露しなくってもいいのに」

「いいえ、アイネさんにも仰りましたか。当然のことをしたまでです。あと、二人ともそんなに堅苦しい話し方をしないでください。同じ新入生じゃありませんか、」

「それでしたら、ジェネルさんも、さん付けもやめにしない?」

「もちろん、でも私の方は敬語が普段の口調になっていますので、変えた方がいいですか?」

「ううん、それならそのままでいいよ」

「自分もお言葉に甘えて」


(私も敬語なんか喋りたくないよ、でもそれをやめるとキャラ崩壊の道しか残さないから、しゃべる際は敬語で統一していくしかない、しくしく)


「ロアムくん、そこで立ち話すのもなんですので、どうぞ席に座ってください。お昼は頂けましたか?」




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