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初ミッション申請

「次にミッション自体はD~Sランクに分けられております、AとSランク以外は全てオンラインのみで申請可能となります。AとSランクについては事前の選定基準に足している生徒のみ申請可能となっております。ですので、最初からBランクのミッションに申請することも可能です。けれど、ミッションが存在するということは困っている方がいらっしゃるというわけですので、1年生は最低でも2ヶ月ごとに5個Dランクと2個Cランクのミッションをコンプリートして頂く必要があります。二年生は2ヶ月ごと3個Cランク。そして3年生は卒業するまで3個AランクもしくはSランクを一つコンプリートする必要があります」

「そうなんですね」

「ミッションの詳細や制限時間はタップすれば表示されますので、きちんと確認の上で申請してくださいね」

「きちんと肝に銘じます」

「はい、では今説明した内容やよくある質問に関してはミッション画面の右上にあります“?”マークをタップすれば見れますので、そちらで再確認してください。では、ご自身で二階に上がっていただきましてそちらでミッションを申請してください。それでも不明な点がありましたら、ご足労おかけしますが、もう一度列に並び聞きに来てください。以上で全ての説明となります」

「ご丁寧ありがとうございます、早速申請してみます」


窓口から離れ、辺りを見渡す、来た時に比べ断然生徒の数が増えている。さっきの説明をこれだけの生徒に一つ一つ説明しなきゃいけないと思えば、お疲れ様ですと一言送りたい。二階に上がると又もや別空間と繋がっていた。本当にこの学園のスペース活用には脱帽する、外見を保ち、中で空間開発。だから、校則にわざわざ改造禁止と書かれているわけね。


適当に壁際の席に座り、ミッション画面を開く。その前に、画面の大きさが限られているから見ずらいので、説明書を取り出し機能を探すと何と右下にある投影機能を押せば即問題解決される。


(わあああああ、元の世界より進んでる!異能で本当に何でもありなのね、感心するわ)


さっき説明された通りキーワードを決め、更新するそこからミッションはお勧め順に出てきた。最初の5ページを見て、最終的に二つのミッションに決めた。


一つ目はDランクの炎の供給。異能の説明で元素系は本来の元素持つ特徴も含まれているので、私の場合普通の家庭用炎としても使えるわけ。説明欄も三日に一度補給場にで1000キロの炎を供給すると書かれていた。期間は1ヶ月。


二つ目はCランクの廃紙処理。まずこのミッション自体何故か浄化ミッションに含まれていて、興味を惹かれ内容を見ると。呪詛属性の生徒たちが初期では紙で練習している呪詛を特定の場所に廃棄することになっている。一つ一つは取るに足りない呪いばかりで集まるとそれがちょっと厄介なことになるのよね。“呪詛混合”という現象が起きる、強力な物は学園全体に影響を及ぼす可能性もある。それを防ぐために定期的に浄化が必要である、そこでもう一つ問題になるのは、ミッションを受けた生徒全員呪詛を完全浄化できるとは限らない。呪詛に方向性があるように浄化も方向性を持っている、これも異能の性質だ。だから、不特定多数の呪詛を一気に浄化可能な万能系が求められる。もちろん、ジェネルの異能は浄化範囲と浄化機能はトップクラスだ。さらに、火としても使えるわけだから、廃紙処理にはとても便利な異能だ。後、このミッションクリアするたびに自動更新される。行く前に事前に連絡すれば日中であればいつでも構わないとかなり自由が利くミッションなわけ。


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