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掲示板

前来た時はまたポイントを日常使用以外の機能はロックされていた為、場所だけ把握して寮に戻っていた。


掲示板自体はミッションボードという名の建物にあって、長いから掲示板として学園内で呼ばれている。

入ると受け付け口が5つあって、一番人が混み合うのが入学と学期末だ。今日はまたマシな方、普通枠の生徒は着いたばかりでここに辿り着くのは主に明日明後日となる。特別枠に関しては昼時間帯であるため、優雅に食事をとっている生徒も多くいる。


(例え、どんなに安い食事でもフルコースを食べてるつもりでいる特別枠や貴族としての振る舞いを通す生徒が圧倒的に多い)


私に関しては論外で、シャルルは口に合わないものはほとんど食べないから、早く食事を済ませることができたのよね。


話を戻すと、基本的に新入生は全員最初のミッションを受け付けで説明受けた後申請する。ミッションは基本一学生に付き一個のミッションしか受けれない。その後は、学生証を通して申請することが可能になる。但し、もしミッションの完成が疑わしい場合、受け付けを通さない限り辞退することが出来ない。さらに、何故完成出来ないか理由書提出と一週間以内別のミッションを受けれなくなる。つまり、今自分ができることをしっかりと認識してからミッションを受けるようにする為のシステムである。もちろん申請を拒否られる可能性もあるので、その時は泣いてでもやり遂げるしかない。これが主に校則に載っていた内容だ。


シャルルと私はそれぞれ別の列に並び、大体15分立って私の順番が回って来た。


「こんにちは、新入生の方ですか?もしそうである場合は腕時計のホーム画面にあるミッションを押してその後この回路の上にかざしてください」

「こんにちは、分かりました」


言われた通り、ホーム画面でミッションを押し、複雑な模様の上にかざした時、微かに光り、


"認証完了"


という文字が表示された。


「はい、これで正常にミッションを申請することができます」

「ありがとうございます」

「では、ミッション申請するにあたって説明させていただきます。最初のミッションを選ぶ方法は、新入生の場合腕時計で全て操作することになっております。今開いている画面で内容という部分を押し、ご自身でキーワードもしくは制限を入れることで申請可能なミッションが表示されます。

次に申請数は供給ミッション以外は全て1つしか申請することができません。補足として供給ミッションは月間ミッションであるため、一度引き受けた際、1ヶ月は基本になります。

ミッション完了時は指定の提出場所がありますので、そちらでポイント決算することになります。

もし、ミッションを完了出来ない場合は窓口に来ていただき、予め、用意してある理由書を持って辞退してください。その日から一週間新たなミッションを申請することは禁止されます。

ですので、無闇にミッション申請を行わないでください。

腕時計を見ればミッションはアイコンカラーが灰色に変わり、ロックされるはずです。そうならない時は問題として報告してください。

何が不明な部分はありますか」

「つまり、供給ミッション自体何個も申請できると同時に供給ミッション引き受けた時他のミッションももう一つ同時に申請できるということですか?」

「はい、そうなります」

「では、ミッション内容が実際の現場と描写がまったく一致していないもしくは大きな違いがあればどうすればいいですか?」

「そちらに関してはコンプリートできた場合は提出場所に反映し、そちらで確認出来次第でポイント加算されます。もし、完成出来そうに無い場合は掲示板に来て頂き理由書にで説明してください、同じく確認出来次第、ポイントを相応にお渡しします」

「分かりました、単純に気になる部分はあるのですけど、あの大きな掲示板は何の為にかかけているのですか?例え、腕時計無くても学生証で十分なはず」

「こちらの掲示板にありますのは、先程言ってました、一度引き受けられ返還されたミッションです。後ろには生徒の名前が載ってらしゃいますよね。自分の失敗を直面するという意味でこの巨大掲示板は置かれています」とさらっと恐ろしいことを満面な笑顔で言う受け付けのお姉さんでした。

「そう...なんですね」


(いいこと言ってるように感じるけど、これただの公開処刑じゃん。ミッション申請するの超気をつけよう、絶対ああなりたくない)

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