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シャルルと雑談

学生証をかざし、腕時計を起動させた。シャルルさんも起動済みのようで声をかける。ちなみに、シャルルさんは縦横共に三番目の席に座っている。そして、ラオルはど真ん中だ。


(なんかゲームの印象からなのかこの席順すごくしっくりくる)


「シャルルさん、お食事どうですか?」

「うん、一緒に行きましょう」


食後、

二人でミッション掲示板を見に行くことにした。道中で自然に入学式やホームルームのことについて話し合っていた。


「知り合いがクラスメイトで良かったです。同級生で私が仲良くしている同じ国出身の子はいませんからね」

「私も同じクラスにはいませんわ」

「では、待たなくってよかったのですか?」

「ええ、勝手に集まってきますから」

「流石ですね」


(王女様だから自ら向かうことはほぼないからね、待ってればいくらでもホイホイ集まってくるのじゃない。ダメだ、想像したら逆にちょっと怖い)


「でも、まさかジェネルがあの質問をすると思いませんでしたわ」

「そうですか?」

「ええ、少しビックリしました。けれど、これで確信出来ました。あなたとはこれから仲よくやれそうな気がしますわ」

「私は今の言葉の方がビックリですよ。随分直球的ですね、あの発言があったからですか?」

「そう?まあ、回りくどくしゃべる必要は私にはありませんわ。それにあなたは独特な雰囲気を持ってらしゃるのよ。今まで沢山の方とお逢いしましたけど、あなたはその中でも断トツですわ。私にとって非常に新鮮で面白そうですわ」


予想以上の好印象を与えれたことに驚き、少し返答に困ってしまった。


「えっと、これは随分高評価じゃないですか、嬉しいですね。でしたら、改めて。私とお友達になりませんか、シャルルさん」

「喜んで」


何故か友達宣言することになって、終えた後思わず二人とも声出して笑ってしまった。


「そういえば、学生代表のラオルさんも同じクラスですね。彼のことはどう思いですか?」


(ここはさりげなく尋ねて、どう考えているか知りたい。私個人としてもせっかく第一線にいるから本人から直接聞かないなんで勿体ない)


「彼は私の婚約者候補ですわ。今日初めてお逢いしましたけど。これからの行動次第で昇格してあげてもよろしいですわ」

「何人いらっしゃるのですか、その婚約者候補?」

「さあ、気にしたことがありませんわ」


(わあ、この清々しいほどの見下し感。不思議に、嫌味を感じないんだよね。もうこれで何回目そう考えたのかわからいないけど、さすがプリンセス)


「そろそろ、掲示板の所に着きますね」


問題はゲーム上彼女の傲慢さがこの学園でさらに増幅され、破滅へと向かうことだね。



やっぱり、急いで書いてもあんまり思考がまとまりません。

これからは少し連載が不定期になります。

土日以外はなるべく途絶えないように頑張ります。

よろしくお願いいたします。

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