ライバルキャラのゲーム設定篇
あの後、全員でソファーに座り、自己紹介を交わし。戀黎とメウミは校則について研究していたので、私達もそこに加わり。夕食は昼と同じ食堂で、ちょっと料理に偏りはあるけど1階は全てバイキング形式で決まっているから、どこ行ってもさほど変わりがない。それから各自は自分の部屋へ戻られた。
私はすぐさま机に向かいノートを取り出す。悪友が教えてくれたのとジェネルの持っている各国重要人物リストにライバルキャラ関する情報を照らし合わせまとめる。
シャルル・ヨセア・ビネファーム・リーブロ
リーブロ帝国の第三王女
異能は咆哮の雷音 ロアル・ライオン
ゲームでは外見と同じく典型的な乙女ゲームの悪役として全うしていた。ヒロインを孤立させ、ミッション妨害や勝負を挑むなどのイベントを起こす。
エンディングはそれぞれハッピーからバッドの順番で深淵行き、幽閉、退学。
悪友評価 “伊達に長年乙女ゲームやってきたわけじゃないから、一番乗り越えやすいライバルキャラである。でもこのキャラ無くしては乙女ゲームも成り立たない、絶対必要な存在だ”
レフィン・スピルネ・アルテリアス
ケビオ猟国のアルテリアス猟主の二番目の娘
異能は捕霧の細網 ネブラ・ネット
ゲームでは攻略対象を自分の獲物であると捉えている。ヒロインがそれを盗む盗賊だと認識している、本気でヒロインを狩り仕留めていく。
エンディングは深淵行き、
悪友評価 “一番苦手なライバルキャラだよ、狙った獲物を絶対逃がさない感じで。のほほんとした外見に絶対騙されてはいけない”
戀黎
クルード君国の外務大臣一人娘
異能は鋭利の連想 シャープ・イマジネーション
ゲーム内でメウミと幼馴染、メウミの兄攻略する際にライバルキャラとして登場、メウミ付きで。仲良くなったヒロインは時間経つにつれ自分の兄のみならず好きな人をも奪い取っていると感じ、敵視する。メウミと共にヒロインを傍から引き離そうとあれこれ実行する。
エンディングはハッピーエンドの深淵行きのみしか知らない
悪友評価 “攻略上一番人間関係で手強いライバルキャラ、さらに助っ人付きという。ハッピーエンド出してから、ちょっと疲れたのと戀黎のお兄ちゃん攻略する場合どうなるか気になるから、少しお預けするね”
メウミ・リック
アグレシオ軍国の外務大臣一人娘
異能は信頼の委付 ダブル・トラスト
ゲーム内では戀黎と幼馴染、戀黎の兄攻略する際にライバルキャラとして登場。超人見知り、メウミが最初ヒロインと仲良くなり、自分もついでにお付き合いしているけど。時間経つにつれ、周りにいる人達が自分から離れていくと感じる。特に戀黎までも自分と共にいることが少なくることが一番ショックで、暴走し始める。
エンディングはハッピーエンドは深淵行きとしかわからない。
悪友評価 “まだ全部のエンディング出してないけど、変化を極度に嫌う子だね。お兄ちゃんもそういう感じだから、やっぱり兄妹だね。ヒロインはそれを壊す人として捉えている。攻略進めている際、時々ヒロインが悪者のように感じてしまう、悩ましい”
聖女
ハイネ聖国の聖女
異能は神髄の啓示 ゴット・ウィスパー
元は孤児で聖女に選ばれた瞬間名も姓もない。
髪も瞳もプラチナ色で感情の波が常に一定している印象を与える。
ゲームでは唯一攻略対象に恋愛感情を一切抱いてないライバルキャラ。
ハイネ聖国では選ばれた聖子と聖女は生涯恋愛禁止、神に仕える人。規則を破るろうとする聖子を止めるため、忠告や助言するも。結果禁忌を破った聖子に罰を与える役割を持つ。ヒロインのことは神から自分達に与えられた試練と考えている。
エンディングも他のライバルキャラとは違い一つしかない、それが神の代弁者。
悪友評価 “責任感と使命感がとても強く、聖女の考え方とやり方に私は否定しない。どっちも本当に血と涙と汗の過程を乗り越え今に至っているから。だた、違う道を選んだだけ。最後まで魅力に満ち溢れたライバルキャラ”
そうそう、ライバルキャラはハッピーエンドでは全員深淵行きするから、攻略サイトでは“深淵ガールズ”と呼ばれているって悪友から聞いたなあ。最初に聞いた時、どこの地下アイドルがコアなファンを狙ったクループ名だよと思ったのは仕方がない。
え、何?聖女のエンドはどこも深淵と関わりないじゃないかって。いや、それがね後日談では聖女だから深淵と戦うのは宿命。その最中に深淵に取り込まれたらしい、だから結局は深淵行きになっているのよね。
もしかしたら、物語進むにつれて細かい部分変更する可能があります。大まかはこの感じで行きたいと思います。




